話を遮るタイミング

話を遮るタイミング


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「Active Listeningを見える化」の記事を読まれた方々から、同じ質問をよく受けます。簡単にActive Listeningを説明しますと、これは相手の話を聞くとき、内容を誤解なく理解できるように、絶えず相手にその内容を確認しながら聞く姿勢で、テニスのラリーのように”What do you mean by…?”,”Can you give me an example?”, “This is what I hear you saying…”などやり取りを行いながら理解を深めていくやり方です。私はこれを英語によるコミュニケーション方法の基礎と考えています。そしてどんなタイミングでも、何回でも話を遮って行うべきだと思っています。
そこでよく受けるのが「相手が気持ち良く話している時、本当に”Wait”と会話を遮ってもいいのか。どうもネイティブ同士の話を聞いていると間ができるまで黙って聞いている気がする。」という質問です。以前「英語仕事人に聞く」でインタビューさせていただきました渡辺千賀さんが最近のブログ記事「30秒だろうが1分だろうが、相手が滔々と話すのを聞いて、相手が一息ついたところで、今度は自分が滔々と話す、というのが英語のリズム感。」と書いており、これと”Active Listening”をどう整理すれば良いのかという質問もいただきました。そこで私が弊社のSharon先生と電話会議をしたときの音声の一部を聞いていただきたいと思います。内容ではなく、どのように確認作業を行っているかという観点から聞いて欲しいと思います。

 

この電話会議は1時間15分と結構長かったのですが、折角の機会なので全て聞き直してみました。しかし一人で聞くこと自体恥ずかしいのに、公開するとなるとその倍は恥ずかしい。「大塚は思ったほどではない」と思われた方、自信を持ちましょう(笑)!先日記事で書きました私のモットー”One risk, one day”の今日の1リスクはこれにします。

聞いてお分かりの通り、確認作業を頻繁に行っています。あまりタイミングを考えず遮ってもいます。しかし、全体を通して聞いて見ますと、確認作業を頻繁に行っている箇所と黙って聞いている箇所を比較すると、後者の方が多かったです。しかし話しているときはそんなこと全く意識はしていません。

結局、どのタイミングで止めて確認作業をするかどうかが大切ではなく、あくまで「内容を100%理解しよう」とし続けている過程で、理解できている部分は黙って聞く。そして、分からなくなったらその瞬間止めて確認するという原則は守っていました。

私は別にネイティブを目指しているわけではなく、英語はあくまでコミュニケーションツールと割り切って話しているので、とにかく聞くときは何が何でも話の内容を理解しようとし、話すときはどんなことをしてでも正確に伝えようという気持ちでコミュニケーションを図っています。私とSharon先生とは付き合いが5年以上経つので、ある程度以心伝心で通せる部分がある為、確認作業が少なかったのかもしれません。

千賀さんのいうリズムで話すことはあくまで必然的にそうなれれば良いことで、第一目標は当然どんなことをしてでも内容を理解し続けることなります。それにはやはりどんなタイミングでも、何回でも止めて聞くスタイルを取らざるを得ません。そのプロセスを経る過程で自分にComfortableなリズムが出来てくると思います。もちろん正解はありません。どちらにしてもまずは是非Active Listeningに挑戦して欲しいです。きっときっと今までと全く違った世界が見えてくると思います。


Posted by Masafumi Otsuka

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comments

    Oct 23
    2009

    Masafumi Otsuka

    千賀さんのブログは人気ありますからね。何しろ歯切れが良い。それはそうとtwitter, どのような人を追っかけていますか?またどのように使っているのか非常に興味があります。私もやっているのですが、うまく使えていない気がします。教えてください!

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