Dec 15
2011
4
comments
oDeskをクラスに取り入れる
現在水曜日夜と日曜日朝と2つのグローバル・コミュニケーション力をつけることを目的としたクラスを行っていますが、前々からこのブログで紹介しているoDeskやfreelancer.com等の海外アウトソーシングサイトを使いよりリアルに近いコミュニケーションの場を作れないかと考えていました。
課題と予算を与え、その場で仕事の募集要項を出す。応募して来た人をスカイプで捕まえて面接、そして自分たちが最も信頼出来そうな人に仕事を発注する。イメージをミスコミュニケーションなくきちんと伝える。あがって来たドラフトを議論しながら修正し、finalizeしていく。こうしたことが出来れば「世界中のタレントを使いこなす」ことをリアルに体験出来ます。
水曜日夜クラスはもう終盤にかかり、皆さん相当スキルをつけたと思ったので先週、今週と2週間に分けて実際に課題と予算を出し、授業中に海外アウトソースやってもらいました。
クラスは毎回冒頭で課題を出す方式(宿題は出さない、来るまで何をやるか分からない)コンセプトで行っていますので、今回はある程度こちらで仕込みました。まずは私が先週月曜日にoDeskとfreelancer.comに募集をかける(oDeskで出した募集要項はまだこちらで見れます)。すると36時間程度でoDeskから8名、freelancer.comから8名の応募がありました。
そこで各サイトから2名ずつに絞り、授業中に面接させ選んでもらおうと思い、授業当日の朝、全員に一度skypeで話したいと連絡しましたがfreelancer.comは誰もつかまらない。ちゃんと募集要項に事前面接要と記載しましたが誰も読んでいないんですね。oDeskは比較的ちゃんと読んでいる人が多く(両方使っていますが、サイトとしてはoDeskの方がまじめな人達が揃っていると思います)、4名つかまりましたので全員とskypeで話した所、2名はccdカメラを持っていないという。その日の20時からクラスが始まるのでメチャクチャ焦りましたが、ギリギリのタイミングでフィリピン人とパキスタン人のデザイナーを1名ずつ確保しました。
今回出した課題は「このクラスの宣伝用のポスターを海外にアウトソースして作って欲しい」というもので、2チームに分け、各チームに外国人ビジネスパーソンを入ってもらい(これはリアルに来てもらっています)まずキャッチコピーや使うイラストや写真のイメージについて1時間のブレストをしてもらいました。そして実際にデザイナーにvideo skypeで登場してもらい、それをコンセプトを伝え、仕事を発注する。デザイナーはこっちで決めてしまったのでその他予算として私がよく使っているイラスト購入サイトiStockphotoでのイラスト購入券を各チームに渡しました。
4−5日経ってチームA(パキスタン人デザイナー)は3つのパターン、チームB(フィリピンデザイナー)は2つのパターンがあがってきました。
チームA(パキスタンデザイナー)
チームB(フィリピンデザイナー)
そして昨日各チームこれを見てもらい1時間でそれぞれのデザイナーと最終調整をして仕上げていく、そして30分かけて全体プレゼンの準備をして発表してもらいました。もちろん1時間で修正出来ることは限られていてもっと時間があれば精度を上げることができましたが、今回大切だったのはいいポスターを作ることではなく、このoDeskを使って世界のタレント使いこなす体験すること。より世界を身近に感じると同時に、海外にあり得ない値段で仕事を出す感覚を味わう(今回は各デザイナー5,000円弱で雇いました)。その中でいかにミスコミュニケーションは起きやすいか。Video skypeで画面共有したりしながら作り上げていく手法などネットの持つ可能性を含め感じ取ってもらえたのではないかと思っています。
もちろん「もっと段取り良く出来なかったか」との反省はありますが、初めてoDeskやfreelancer.comを使った2週間に渡るこのクラスは私に取って本当に色々な気付きがありました。次回はもっと段取り良く、より面白い課題が出せそうです。
最終的に出来上がったポスターはFacebookの会社のファンページ→ https://www.facebook.com/manabist/ にアップしました。どちらの方がいいと思うか、Like機能で投票してください!あとこのファンページ自体もLikeボタンを押していただけるとうれしいです。今後いろいろとオープンセミナーも企画していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
Google+
4
4
comments