LinkedInでばずった日本人ビジネスマンについての記事10選
友人でコンテンツマーケッティングの第一人者の宗像 淳さん(イノーバ社長)と週一回、「日本を世界に!」というテーマでお互い協力して出来ることはないかとブレストをしています。宗像さん曰く
世界に通用する商品を作ったりサービスを提供している日本企業は沢山あるのに、きちんと英語で情報発信をしていないためにその大部分が売れてないこれが本当に悔しい。ずっと「良いものを一生懸命作っていれば、時間はかかるかもしれないがいつか売れるはず」というマインドでビジネスをして行っていたために、言葉にして説明する能力開発を怠ってきた。
と。これ、人材面でも全く同じようなことが言えているという話で盛り上がりました。
私は世界を舞台に活躍できる日本人を育成していこうと15年以上、企業研修や幹部コーチングなどをやってきましたが、ここ数年、
日本人がいくら頑張っても英語のネイティブスピーカーになれるわけはない。そもそも日本人はずっと英語を勉強し続けている。
日本人が欧米人のやり方(例えばミーティングのやり方やproductivityに対する考え方等)に盲目的に合わせるのではなく、逆に欧米人に「我々をもっとperform(活躍)させたかったら、我々がやりやすいようにこう変えて欲しい!」とちゃんと言葉で伝え、日本のやり方も取り入れてもらったほうが、より良い意思決定が出来、お互いにハッピーになれるのではないか。
と考えるようになり、日本人部下を持つ、グローバル企業の欧米人幹部のコーチングも行うようになりました。そしてそこで学んだ内容を英語でブログ記事として書き、世界中のビジネス・プロフェッシュナル達が集い、情報交換するLinkedInというSNS上に投稿し始めました。
2019年秋から半年間、週1本のペースで記事を書きましたが、わずか半年足らずでLinkedInのフォロワー数が100人弱から1300人以上に増え、自分でも驚くくらいの反響、コメントをいただきました。
記事によっては50件以上コメントが入っていて私抜きで議論にも発展しているところが面白いし、勉強になります。「また記事を読んだよ!」と色々な方々から直接連絡をいただき、新しいビジネスにも発展しましたので情報発信の大切さを改めて知りました(といいながら日本語ブログは1年半ぶりの更新です・笑)
ここで感じたのが、「どうせあいつらに話しても分かってもらえない」と諦めてしまったら終わり。ちゃんと言葉にして、相手が興味を持つように工夫をして伝えれば、国際感覚に優れた欧米人であればちゃんとわかってもらえるということです。
ではどう伝えていけば良いのか。そもそも欧米人は日本人のどのようなマインドセット・ビジネス慣習の理解に苦しむのか。特に反響が大きかった記事TOP 10のタイトル(日本語訳も入れました)を見ていただくと何となくイメージできると思いますので、そのリンクと合わせて紹介させていただきます。
どうせ英語で説明しなければならないし、出来る限りシンプルな英語で書きましたので、原文のまま読んでいただきたいのですが、今後これら記事の日本語訳も書いていこうと思っています。
- Why Do Japanese Managers Always See The Glass As Half Empty?
(何故日本人マネージャーが悲観主義者に映ってしまうのか) - Why Japanese Need Nemawashi And How To Embrace It
(日本人に根回しが必要な理由とそれをポジティブに取り入れる方法) - Why Japanese Hate Brainstorming
(日本人は何故ブレストを嫌うのか) - Growing Up Outside Japan – The Hidden Scars
(帰国子女の苦悩) - Why Open Door Policies Don’t Work In Japan
(オープンドア・ポリシーは何故日本でうまくいかないのか) - Why Career Goals Don’t Matter in Japan
(日本人には何故キャリアゴールは必要ないのか) - Why Japanese Refuse To Leave Work On Time
(日本人は何故定時に帰らないのか) - The Most Costly Presentation Mistake You’re Making Abroad
(あなたが海外で行うプレゼンで犯している代償の高い失敗) - These 3 Japanese Values Triumph Over Productivity
(生産性より大事な3つの日本的価値観) - Why Don’t Japanese Bosses Praise Their Employees?
(何故日本人ボスは部下を褒めないのか)
もちろん日本人といっても一食担ではなく、主に日本の大企業に勤めるサラリーマンをイメージして書きましたので、「それは違うだろう!」と言う点がありましたら是非LinkedIn記事内のコメント欄に日本語でも良いので書いていただけると嬉しいです。頂いたコメントには必ず返信します。
あっ、この内、2本の記事は過去翻訳しましたので以下のリンクでご覧ください。昨年はすっかりとブログをサボってしまいましたが、今年は再開しようと思っています。
すでに翻訳した記事:
帰国子女の苦悩
根回しが何故日本人に必要なのか、ちゃんと説明しよう
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