学び方研究の第一人者が語る最も効果的な学び方

practice3スポーツにしても芸術にしても、うまくなるかどうかは「才能」で決まると子供の頃からずっと思っていました。しかしこれは違うのではないかという思いを年々強めています。

過去教える側のスキルに問題があるという記事をいくつか書いて来ましたが、今回は学ぶ側に視点を当てて、より効果的にスキルを習得する為にどうしたら良いかについて書きたいと思います。

何らかの分野で頂点を極めた人はどのようにしてそのスキルを高めて行ったのか。

何故出来る人ほど初心者に教えるのが下手なのか

Teaching Beginners今更ですが、昨年の新年の抱負として、大型バイクのハーレーを買うと目標を立て、ちょうど一年前にバイクの免許を取りに行くことからスタートしました。

40歳を過ぎて中型二輪免許、その後大型二輪免許を取る。20年以上ぶりに教習所に通うことになりましたが、そこで大きく感じたこと。

教官の教えるスキルが低すぎる。。。

一瞬で考えをまとめ、伝え切るスキル

brain_shart「いま一番身につけたい英語のスキルは、ミーティング中に、コメントを入れたいと思った時、瞬時に考えをまとめ、淀みなく伝え切るスキルです。」

最近Global meetingでいかに発言・貢献していくかという企業研修をやっていて、どんなスキルを身につけたいかを聞くとこう答える人が多い。これが出来ないため、

「議論に飛び込むことに躊躇してしまい、その間、話が先に進んでしまう。結局発言できないまま、会議が終わってしまい悔しい。」

グローバルコミュニケーション力を上げる為に今すぐできること

TEDx Talk先月(9月)の初めに、TEDxのイベントで"Why most global communication fails and what to do about it"というトークを行ってきました(動画は最後に埋め込みます)。

今回のスピーチは日本人向けというよりも、英米人向けに「グローバルビジネスにおいて、英語はもう、あなたたちの言語ではないんだよ。もっとノンネイティブに合わした話し方をしないと結局自分を含め、みんなが損をする」をコア・メッセージにスピーチを設計しました。

ビデオ会議力という新しいスキルとは?

ビデオ会議における好感度2014年3月のWall Street Journalの記事、"Why Likability Matters More at Work"の中で、

ビデオ会議と普通の対面会議を比較すると、ビデオ会議では聞き手は「話されている内容(コンテンツ)」よりも「話し手の好感度」に強く影響を受ける。普通の対面会議とは真逆。

いう興味深い研究結果を紹介していました。そして、

  • ビデオ上で好感度を演出(記事では"pull off”と表現)するのは対面に比べ遥かに難しいこと。
  • さらに2017年までビデオ会議が毎年47%の割合で増えていくと予想されること。

パッションより大切なもの。

big_magic明確なパッション(人生のゴール)を持っていない人に、「自分のパッションを追いかけなさい」というのは、最悪なアドバイス。「ダイエットの成功法は極めてシンプル。ただ痩せれば良い」といっているのと同じ。
 - Elizabeth Gilbert, 作家

ちょうど、20代の頃、当時勤めていた銀行を辞めるとき、「君はその歳(当時26歳)にもなって、まだ自分のやりたいことがわからないのか」と当時の上司に言われたことがいまでも鮮明に覚えています。最近色々と就職や転職の相談を受けていて、自分のキャリアゴールが見えず、そういう自分を責め、苦しんでいる人が多いように感じます。当時私も同じように自分を責め、情けない思いをしました。

パキスタン人に1万円強で凄いアニメを作らせました

まずは以下動画を見てください。

この動画、前回の記事「Global Project Managementを学ぶスパルタ研修」のキックオフイベントで見せるために私がfreelancer.comというサイトを使い、パキスタン人アニメーターに作らせたもので費用はわずか$100。我ながら惚れ惚れする出来でした(笑)。

Happyに失敗出来る学習環境を作る

Improv Stageもしあなたが舞台の上で何もアイディアが出てこず苦しみ嫌な気分になったら、それはその場で助けてあげられなかった私がいけなかったということ。失敗は全て私のせいにしなさい。
- Keith Johnstone

「新しいワクワクすることを学びたい!」と先月、カナダで行われる即興芝居(インプロ)の10日間合宿にいく決心をした経緯について前回のブログ記事で書きました。冒頭の言葉、初日にJohnstone氏(以下Keithと呼び捨てにします)がいったことで、全く演技経験のない私にとって大変勇気づけられました。とはいいながら「きっと舞台に上がってもアイディアが出てこなく苦しみ、嫌な気分なるんだろうなー」と思っていました。

インプロ(即興劇)を通じて学ぶビジネススキル

インプロ即興芝居。瞬間瞬間、有効なアイディアを出し、大事なポイントを押さえ、予期せぬ展開に対応し、大胆な行動を起こしていかなければならない。厳しい競争を勝ち抜いていくビジネスマンや社会人として必要とされる、大胆な発想力と決断力、積極的な実行力を鍛えていく。
- 今井 純

先月(2015年7月)の初め、前々からいってみたかった、カナダで毎年夏に行っている10日間のインプロ(即興劇)の合宿にいってきました。「インプロ?ついに大塚、気が狂ったか??」という声が聞こえてきそうですが、

ハーバード大学教授が考える、いま教育業界で起きている静かなイノベーション

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まずは告知。3月11日(水)20時〜21時まで、弊社で初のオンラインセミナー(無料)をWebinar形式で開催します。トピックは「グローバルコミュニケーション」について。TOEIC900点を持っていても、英語でのコミュニケーションに苦しんでいる人がいる一方で、600点程度の語彙力、表現力で、十分にディスカッションに参加している方もいます。この違いは何なのか。詳しく解説します。

Webinar(ウェブ上で行うセミナー)で行いますので、PC, タブレット、スマホとデバイスさえあれば、どこでも聞くことが出来ますし、途中に質問も出来ます。お申し込み及び詳細はこちらを御覧下さい。尚、今回は先着100名までで締め切らせて頂きます。