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“I begin with an idea and then it becomes something else.”
–Pablo Picasso
2年前にある外資系企業で「社員から新しいビジネスアイディアを引き出す」という2時間のセッションを仕切り(ファシリテート)しました。その時はマインドマップ(R)というツールを使い、自己採点50点くらい出来でしたが、以来、どうしたらもっとCreativeなアイディアを引き出せたか。ずっと考えてきました。
社内(もちろん社外でもいいのですが)の英知を集め、その場で思考を融合させ、化学反応を起こし、思ってもみなかったワクワクするCreativeなアイディアを生むお手伝いをする。こうしたワークショップを開催する。こんなことが日本のみならず世界中で出来たら「超楽しいだろうな」と思い、常にアンテナを立て、ヒントを求めてきました。
そしてついに「もしかしたら出来るかも」と思わせる素晴らしい本に出会い、テンションがあがっています。この本。Business Model Generationといいますが、こうした新規ビジネスアイディア、ビジネスモデルをワークショップ形式で作っていく際に使えるフレームワーク(ツール)を非常に分かりやすく解説、提供している魔法の本です。
この本のすごいところは、いま流行のCo-creation、つまり一人で作ったのではなく、同じようなことを考え実践している世界中の英知を集結させ、つくりあげたもので、何と9年かけ、45カ国に住む470名を抱き込み、77回フォーラムや会議を開き、4,000時間以上費やし、使用した付箋の数3万弱。こうしてコンセプトに落とし込んでいった、まさしくその作り上げていくプロセス自体が一大ワークショップだったという非常に珍しいものです。「この場面ではこうして使おう、ああいう場面ではこれだな」など読んでいて想像を掻き立てまくり、ワクワクしっぱなしの本でした。
基本コンセプトとして、まず現在行っているビジネスをキャンバス上に落とし込むことからはじめます。そう。キャンバス=絵のことです(右図を参照)。こうして全体像を付箋や絵を使って「見える化」させた後で、どのようにそれを進化させるか、どうしたら全く斬新なCreativeな発想をしていくか。キャンバスを引っくり返したり、順序を入れ替えたり、正反対のことを考えたりととにかく「これだったら奇跡が起きるかも」と思わせるアイディアが満載の本です。
あまりに感動したので早速メインの著者にメールし、「とにかく感動したこと。そして日本語訳、予定がなかったら是非訳させて欲しい」と連絡したところ、「興味を持つ出版社さえ探してくれればいいよ」と早速返事がありました。真剣に考えてみたいと思います。
来月、この本にあるコンセプトを使い、ある会社で新規ビジネスアイディアを引き出すセッションを仕切る予定です。いまからどんなCreativeなアイディアが出てくるのか非常に楽しみであると同時にうまく仕切れるかどうか若干不安です(笑)。まあ失敗したもん勝ちの気持ちで挑戦したいと思います(笑)。
答えは社内の中にある。こうしたワークショップに対する需要が今後ますます出てくるだろうという確信とともに、こうしたワークショップを日本人を含めた世界中の人材と行うことが出来ればどんなCreativeな発想が出てくるだろうか、考えるだけでワクワクしてきます。
尚、上記写真は著者の許可を取り掲載。http://www.businessmodelgeneration.com/downloads/businessmodelgeneration_preview.pdfよりダウンロードしています。この本のSummaryはこのPDF Fileにてご覧いただけます。


おぉ。途上国開発プロジェクトでもこういうワークショップやるんですよ。字が読めない人の時は絵だけで情報を見える化したりするんです。ビジネスと農村開発、全然関係ないと思っていたけど、ますます興味湧いてきました。
ワークショップでどれだけ柔軟なアイディアを引き出せるかって難しくない?「こんなこと言ったら変かな?」とかいうブレーキがかかるのを自分でもよく感じます。それが新しいアイディアとか潜在的な可能性とかを引き出せなくさせてしまうよね。参加者の時はできる限りそれを取り払って自分で発言することで、他の人にも乗ってきてもらおうと思うのだけれど、なかなか難しい。。。
じいちゃんのワークショップ見てみたいな。
> ワークショップでどれだけ柔軟なアイディアを引き出せるかって難しくない?
これは難しい!参加者との信頼関係を作れるか。その場に適したこうしたフレームワークやツールが瞬時に出てくるか。想像をかきたてる絵をかけるか。あとは経験ですね。非常に難しいと思います。
でもやっている人があまりいないからやって経験値を積んだもの勝ちという感覚でやっていきたいと思っています。
空港の本屋で見つけて、手に取り、そのまま買っていました。
この本のワークショップの考え方面白いです。自分のビジネスを整理するうえでも役立ちました。
日本語化は進んでおりますでしょうか。
続報、期待しています!
2ヶ月くらい前に決まったみたいですよ!訳すのはわたしではありませんが、出版社は決まったみたいです。ただ確か半年くらい前に韓国でも出ており、すでに10カ国語以上に翻訳されているらしく(未確認情報)日本の動きは遅いようです。Presentation zenが出た時も「これは日本人には受けない」となかなか翻訳が決まらなかったとのこと。出版社の目利き(もしくはもっと我々が強く動くべきか)とスピード感がないように感じます。翻訳されてない面白い本がたくさんあり、日本人ビジネスパーソンは損をしています。原書で読めるようにならないと時代の流れについていけない時代が刻々と近づいているように感じます。