日本人のグローバル化を阻む3大マインドセット

日本人のグローバル化を阻む3大マインドセット


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うれしいことに”Global Communication”についての講演する機会が少しずつ増えてきてます。SNSが急速に普及しているせいか、最近Twitterをノート代わりに使い、ツイートしながら話を聞かれている方が多く、終了後にハッシュタグ(講演中のツイートをまとめてみれる場所)を追えば、自分のメッセージのどこが響いたか、逆にどこが響かなかったかがすぐに分かり、それが貴重なフィードバックとなり次に活かせるので大変ありがたいです。
ちょうど先日行った”Global Communication”に関する講演の中で私の考える「日本人のグローバル化を阻む3大マインドセット」について語った箇所が何十回もリツィート(フォローしている人の発言を自分のフォロワーに転送)されていたのを知り、「そっか。ここが響くんだ!次回はもっとここにもっと焦点を当てたストーリー構成にしよう」と、大変勉強になりました。

主戦消費マーケットが先進国から新興国へ猛スピードで移り変わっている中、英語という言語が世界共通のシンプルなコミュニケーションツールに劇的に変化してきていることはこのブログで何度も書いてきました。私は英語力はTOEIC 500点もあれば十分だと思っています。その英語力をいかにコミュニケーションツールとしてきちんと使いこなすか。これが非常に重要になります。
しかしずっと日本に住んでいると(外国人から見て)我々自身が「独特なコミュニケーションの取り方」をしていることに気付きません。そもそも「他にもコミュニケーションの取り方がある」という発想自体ない方が多い。私は日本人のグローバル化を阻むマインドセットとして
  1. 分からないことがあったらまず自分で調べてから聞きなさい。
  2. 考えはまとめてから話しなさい。
  3. 自分で出来ることは全て自分でやりなさい。
の3つを今回の講演で挙げました。これらが無意識に我々のDNAに刷り込まれている。そして多くの人がこの「日本人独特のマインドセット」のまま英語を話そうとしている。これこそ「どんなに英語を勉強しても仕事で通用する気がしない」と多くの人を苦しめている真の原因なのではないかと感じています。何しろグローバルはこれとは全く正反対のマインドセットで動いています。
  1. 分からないことがあったらタイミング、頻度関係なくその場で止めて聞く。
  2. 考えは相手を抱き込みながら一緒になって考え、まとめていく。
  3. 自分でなくても出来ることは他の人に任せて、自分の得意なことで貢献する。
私は帰国子女で日本の小学校教育がすっぽり抜けているので今でも全ての都道府県の位置が分かりません。普通の日本人ならしらなければならない一般常識の多くが欠けており「お前そんなことも知らないのか?」と何度も言われては友人に笑われる。すると恐くて何も聞けなくなる。結果的に本当はその場で確認しなければ行けないのに恥をかきたくないので後で調べるようになってしまう。
同じように「君はいったい何をいいたいんだね?」と偉い人に叱られ、何度も恥をかかされると、その場で何か思いついてもきちんと考えを整理してからでないと話せなくなる。だから折角面白いことを思いついてもその場で言わずに黙ってしまう。しかし、黙っていると外国人は「この人何を考えているんだろう?」と不安になります。
「何で自分に出来ることを私にやらせようとするんだ?」という態度を少しでも見せられると何だか申し訳なく思ってしまう。だから自然と自分で出来ることは全て自分でやろうとする。ちょうど先週の日経で「日本の労働生産性が他の先進国に比べ3割低い」と書いてあり、その理由として「不必要な会議が多い」など理由が挙がっていましたが、私はそうではなく、人に頼みづらい文化に問題がような気がします。
誤解をしていただきたくないのが、何もこの日本人独特のマインドセットが悪いと思ってません。これだけ以心伝心でコミュニケーションが取れる文化は世界でも本当にまれで、いちいち説明しなくても伝わるのは逆に心地よくさえ感じる時があります。
しかし、英語を使うときはグローバルなマインドで話す。絶対にミスコミュニケーションを起こしてはならないと強い気持ちを持つ。「大塚さんは英語を話しているときはアグレッシブになる」と言われる。何度も確認作業を行っているからだと思います。ある意味、無意識に2重人格を演じているのかもしれません。。。
(講演中のツイートをまとめて下さったTai02さん、ありがとうございました!以下埋め込みます。)


Posted by Masafumi Otsuka

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