TOEIC高得点者でもミーティングに参加出来ない理由

Discussion"We are always getting ready to live but never living."
-Ralph Waldo Emerson
最近英語力も仕事力も十分に備わっているのに、「私にはまだDiscussionなんて無理。もう少し勉強して英語をちゃんと話せるようになってから大塚さんのセミナーに参加させてください」と言われ、残念に感じることが多い。英語力さえ頑張って伸ばせばDiscussionする力も自ずとついてくると思っている人が多いように感じます。
でも正直TOEIC 700点の人と900点の人が初めてDiscussionに参加して出せる力は変わりません。一瞬で置いていかれてしまいます。求められているスキルが全く違うのです。先日もあるワークショップに参加してまさにこれを体験しました。

何故説明がうまく伝わらないのか

Explanation is the art of not just packaging facts but presenting them in a way that answers the question "why?"--as in, why should I care?
-Lee Lefever
講演を聞きにいったが、話が難し過ぎてうまく伝わってこず、「あれれ?」と消化不良を起こして帰ったことはありませんか。私は良くありますし、自分が話す時、そうなっているのではないかといつも心配しています。何故こうなってしまうのか。
ちょうど先日読んでいた"The Art of Explanation"という本の中に、「なるほど!」と思うストーリーを発見。これはある心理学者が行った実験で、まず「机をたたく人」とそれを「聴く人」の2グループに別け、「机をたたく人」に誰でも知っている簡単な曲(例えばハッピー・バースデーやアメリカ国歌など)を頭の中で歌いながら机をリズム良くタップしてもらい、「聴く人」はその曲名を当てる。単純なゲームをやらせたようです。