何故選択の自由が広がるほど決断力が落ちていくのか

decision fatigue"Decision Fatigue"という言葉をご存知でしょうか。人間は選択の自由が広がれば広がるほど決断力が落ちるという心理学用語で、2000年に2名の心理学者がある実験を通してこれを証明しました。この実験が面白い。

スーパーマーケットにジャムの売り場コーナーを作り、6種類及び24種類のジャムをそれぞれ期間別に(時期が重ならないよう)試食販売します。試食をされた方に対し、その場でクーポン(割引券)を渡す。そして6種類販売した時と24種類販売した時で実際に試食をした人数と売れた数を比較してみる。この結果が本当に面白い。

Creativeな発想を引き出す方法 #4: Brainwalking

brainwalkingCreativeな発想を引き出す方法の第4弾としてBrainwalkingというテクニックを紹介します。これ、初めて行ったとき、「本当にこんなやり方でうまくいくの?」と、とても不安になったのを覚えています。しかし、今では「Brainwalkingこそ数あるIdeationテクニックの中の王様」と思える位、このテクニックを使うと短時間でQualityの高い、Creativeなアイディアが沢山出てきます。

このテクニック。説明するのが難しい。イメージは山手線かな〜(笑)…例えば新しい筆記用具を考えているとします。そこでどの層をターゲットとした筆記用具なのか、トラックの運転手、ジョギングをする人、赤ちゃん、お医者さん、作家、半身不随の患者、の6つにまず別けます。そして、山手線のように一周出来る形で部屋の壁を使って、6つのIdeation Station(駅)を作り、各駅にターゲット層をタイトルにした巨大なポストイット(A0より少し小さいもの)を貼る。ここで準備は完了。

プレゼンの冒頭で伝えなければいけないWIIFMとは?

What's in it for you?WIIFMというちょっと聞き慣れない言葉。"What’s In It For Me?”の頭文字を取ったものでして、直訳すると「(この話を聞くことによって)私にとってどんなメリットがあるの?」というプレゼンの専門用語として良く使われます。

私はプレゼンを行うとき、このWIIFM、「この話を聞くことによって、聴衆にどんなメリットをプレゼントするのか」を必ず冒頭で伝えるようにしています。ちょっとしたことですが、この一言が入っているかどうかで、聴衆に対し、メッセージの響き度合いが大きく変わってきます。