「ググれカス!」はグローバルでは絶対に言われない

「ググれカス!」はグローバルでは絶対に言われない


ggrs私は世界20カ国以上の人々とコラボして、色々なプロジェクトに関わってきましたが、その場でわからない事を聞いた時、相手から「そんな事もわからないのか?」なと言われた事は一度もありません。聞かれたら、ちゃんと親切に説明してくれますし、逆に相手からどんなに初歩的な質問をされても「そんな事も分からないのか?」や「それは自分で調べなさい」など言った事はありませんし、そう思ったことすらない。

特にプロジェクトを指揮している立場にいると、例えトンチンカンなことであっても聞いてもらった方が、相手がどのレベルで理解しているのかを一瞬で把握でき、その場で解決できるので安心します。その場で気軽に質問をして、疑問を解決しておかないと、後で自分で調べなければいけなくなり、生産性ばかりかクオリティーも落ちる。プロジェクトはチームで動いている以上、誰かが遅れると、メンバー全員に迷惑をかけてしまう。

「ググれカス!」はグローバルでは絶対に言われません。

マイクロソフトのアメリカ本社で日本人エンジニアとして働くの牛尾 剛氏もそのブログ記事で以下のように書いています。

私を含めた日本人は気軽に何かを聞けません。聞いたところで、「ググれカス!」と言われたり、「よく調べてから質問しなさい」という風に言われることもよくあります。  米国で仕事をしているときは、誰でも気軽に質問していることに気づきます。それもとってもしょ~もない質問でも気軽にするのです。そして誰も「ググれカス」とかいいません。

と。その場で気軽に質問をして、疑問を解決しておかないと、後で自分で調べなければいけなくなり、余計時間がかかってしまう。かかってしまうばかりか、チームでプロジェクトが動いている以上、その進行が遅れ、逆に周りに迷惑をかけてしまう。

日本では「分からないこと」を「分からない」と、話している相手を遮って確認しようとすると大火傷します。「お前そんなことも知らないのか?」「後で自分で調べてから聞きなさい」「最後まで黙って聞いてから質問をしなさい」とすぐ怒られる。そして「知らないことを」=「恥」とDNAとして刷り込まれ、トラウマになるので、育っていく過程で自然とその場で聞けなります。

あっ、これが悪いことだと言っているわけではありません。ほぼ単一民族でみんな平等に同じ教育を受け、同じ知識、価値観を共有する社会だと、分からないことでも後で自分で調らべられるし、日本人同士、オープンな場では波風を立てないよう、時間をかけDecision makingを行っていくので、その場で分からなくても後で誰かに聞くか、調べれば良いので特に困らない。

ただ、グローバルの環境では「ググれカス」と絶対に思われないし、言われない。逆に、そう思われるのではないかと勝手に思って、参加していると本当に損をします。周りにいる方々と対して能力は変わらないのに、ミーティンングの場に出ても、怖くて発言できないので貢献できない。貢献できないと次は呼ばれなくなる。これほど見ていて、悔しいものはありません。

日本人ビジネスパーソンのグローバル化教育に携わるものとして、英語力以上に、ここのスイッチを切り替えられるにはどうしたら良いのか、日々考えながら、企業研修などを通して色々と実験していますが、何か良い方法がありましたら是非教えて欲しいです。

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Posted by Masafumi Otsuka

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