Business Model Generation


"I begin with an idea and then it becomes something else."
--Pablo Picasso
2年前にある外資系企業で「社員から新しいビジネスアイディアを引き出す」という2時間のセッションを仕切り(ファシリテート)しました。その時はマインドマップ(R)というツールを使い、自己採点50点くらい出来でしたが、以来、どうしたらもっとCreativeなアイディアを引き出せたか。ずっと考えてきました。
社内(もちろん社外でもいいのですが)の英知を集め、その場で思考を融合させ、化学反応を起こし、思ってもみなかったワクワクするCreativeなアイディアを生むお手伝いをする。こうしたワークショップを開催する。こんなことが日本のみならず世界中で出来たら「超楽しいだろうな」と思い、常にアンテナを立て、ヒントを求めてきました。
そしてついに「もしかしたら出来るかも」と思わせる素晴らしい本に出会い、テンションがあがっています。この本。Business Model Generationといいますが、こうした新規ビジネスアイディア、ビジネスモデルをワークショップ形式で作っていく際に使えるフレームワーク(ツール)を非常に分かりやすく解説、提供している魔法の本です。

自分のアイディアの価値


my_idea.jpg"If I (or we) didn't invent it, then it's not worth much."

いまDuke大学教授のDan Ariely氏が書いた"the upside of irrationality"を読んでいますが、これが面白い。Dan Ariely氏はその前書「予想どおり不合理(原題:Predictably Irrational)」で人間が合理的な行動を取らない多くの状況を心理学の側面から解説。そうした心理状況を企業(や個人)がうまく利用し、儲けている例を沢山あげ、知的好奇心を大いに刺激されました。前書は企業がそうした状況を利用するという負の側面で書いていましたが、今度出た新しい本ではポジティブにこうした非合理的な心理状況を使えないか、別の切り口で書いています。

その中で面白かったのが冒頭の引用。「他人に押し付けられたアイディアに比べ、人は自らが思いついたアイディアに対し、多くの時間と労力をかけて実行に移す。(あえて「発明」を「アイディア」に変えています)」と当たり前といえばその通りですが、果たしてそれはどれくらい違うのか。それを数値で表すことができないか、想像を掻き立てる内容となっています。

ArtとCommunicationの深い関係


art_of_communication.jpgArt is infection...And the infection must be immediate... If you have to puzzle timidly and try to like it and read many critcs on the subject so that you can say at last: "Yes, I think I really do begin to understand it and see that it is just splendid! Real art!" Then it is not Art.  --Tolstoy

トルストイ。本は一冊も読んだことがない。しかし深い。。。「芸術とは感情の伝達である。。。それも一瞬で伝わらなければならない。。。深く考えたり、(あえて)好きになろうとしたり、専門家の意見を聞いた後で、『なるほど。これは素晴らしい!これこそ本物だ!』と思ったらそれはもはや芸術ではない。」

この「芸術」をそっくり「コミュニケーション」に置き換えて考えてみると、面白い。「大切なのはその場で伝わるか伝わらないか。分かるか分からないか。分かったフリをしたり、あとで自分で調べてみたり、人に聞いたりしてはじめて『なるほどそういうことを言っていたんだ』と思ったらそれはコミュニケーションではない」、と。