絞った時点でどちらを選んでも変わらない

絞った時点でどちらを選んでも変わらない


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さて、今回のブログ記事。良く「MBAに行って何を一番学びましたか?」と聞かれますが、私はいつも「A案かB案か絞った時点でどっちを選んでもあまり変わらない。ちょっとでも良さそうな方を選んでさっさと行動すること」と答えています。

MBAの授業でのケース・ディスカッションのほとんどはあるマネージャーが出て来てA案かB案どちらがいいか悩んでいる設定からはじまる。そして、会社の業務内容からA案かB案まで絞った経緯が書いてあります。

授業ではどちらか選択するべきか皆で議論します。例えばマーケティングですと値段をAにするかBにするか。その際、何故Aがいいと思ったか、Bがいいと思ったかみたいな議論をしますが、良く聞いていると、どちらのポジションを取っても「Aは間違い。Bが正しい」と言っているわけではなく「A又はBの方がbetter」といっていることに気付く。

そもそも膨大な案の仲から2つに絞った時点でどちらを選ぼうがそれほど変わらない。1mmでも良いと思っ方を選び、さっさと走り出す。その後に出てくる一つ一つの問題に対してどう対処する方が遥かに重要だということを特にMBAを出た後に学びました。

例えば最近良く受けるキャリア相談。A案(転職してもっと興味のあることをしたい)とB案(今の会社をやめて海外留学をしたい)で悩んでいるとする。良く聞いているとA(転職)という道を選んで失敗したらB(留学しておけば良かった)が正解だったのではないか、という思考パターンにハマっている人が多い。そして悩みに悩んで、決められずに、結局C案(現状維持、今の会社に残る)を選んでしまう。

そもそも2つか3つに絞った時点でその他何十もの選択肢を消している。気持ち的にA案=51、B案=49、だったらさっさとA案を選択し、突き進む。するとまたすぐ別の壁が出て来る。そこでまた1mmでも良いと思った方を選び、突き進む。すると当初描いていたものとは全く違うところにいたりする。

まさかMBAを出て、10年後に人前でグローバルクラウドソーシングについて話しているとは夢にも思っていなかった。そもそも「グローバルクラウドソーシング」という市場自体当時存在しなかった。時代の変化に合わせて自分が動いていた、いや、動かされていたことに気付かされます。

さて、今回の講演。本当にライブで募集をかけて2時間以内にウガンダ人(!?)とか登場させることが出来るのか。これも考えようによってはA案(チャレンジしてみる)、B案(違った切り口でいく)。どちらでいくにしてもC案(安全策を取ってありがちな講演をする)は避けたいと思います。何が起ころうと伝えたいことがきちんと伝われば、それで良しと(笑)!


Posted by Masafumi Otsuka

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