優れた企業文化を作る方法

優れた企業文化を作る方法


優れた企業文化「良いリーダーは部下の性格や個性など、より深く、個人レベルで知ろうとする。偉大なリーダーはもう一歩踏み込み、部下一人一人の価値観を学ぼうとする。そして自分の価値観と部下の価値観を共に話し合い、チームの価値観を作り上げていく。」
- The Leadership Challenge (James Kouzes, Barry Posner著)

優れた企業文化はどのように作っていけば良いのか。

「どんなに立派な経営理念や企業の価値観を掲げても、個々の従業員が自分の価値観を理解できていないと、あまり効果がない。」という話を前々回のブログで書きました。

「従業員は自分のWhy(価値観・存在意義)を知らないと企業のWhyをいくら押し付けられても、感情移入できない」と考えると何となくmake senseします。

そして、前回のブログで、どのようにして従業員に自分の価値観を明確化させるか、その具体的な方法について書きました。

だとすると企業の価値観・存在意義はそれほど大切ではないのではないかというと、そうでもないらしい。今回は企業の価値観と個人の価値観をどうバランスしていき、優れた社内文化を作っていく方法について書いていきたいと思います。

冒頭の引用。前にも紹介しました、リーダーシップ・チャレンジという本からの引用で、ここでは「企業」ではなく「リーダー」が主語になっていますが、リーダーを含めたチーム全員の価値観を明確化し、共有した段階で、全員で話し合い、チームの価値観を作り上げていくことが、大切であると。

優れた社内文化(チーム文化)作りのヒントがここに隠されているような気がします。では何故、チームの価値観を作り上げていく作業が大事なのか。同書はこう続けます。

従業員はリーダーの価値観と自分自身の価値観を理解し、話し合いによってチームの価値観を作り上げていくと、仕事で自分自身に何が求められているのか、また(困った時に)周りにどのように頼ったら良いかを明確に理解できる。

と。さらにこのチームで話し合い、たどり着いた価値観についてこう続けます。

共有された価値観は意思決定や行動指針の基本ルールとなる。共有された価値観は組織内に関わる全ての人にとって内部コンパスとなる。

そして、個人、グループ、そして組織の価値観がシンクロした時、とてつもないエネルギーが作り出される。

人々が仕事に対しパッションを持つには理由が必要である。そして個人個人が自分のやっていることにパッションを持ち始めた時、より生産性が上がり、仕事に対する満足度も高くなる。緊張やストレスも減る。

と。従来はこうした方針はリーダーが立てて、従業員に繰り返し唱え、浸透させていくと考えられてきたと思いますが、トップダウンではなく、ボトムアップ、いや、この場合、「真ん中で逢いましょう」が効果があるというのは面白い。ある意味とてもしっくりきます。

今、日本のある大企業の東京本社で初の外国人部長として就任したアメリカ人(部下は全員日本人)のコーチングをしていまして、来月、1日かけてチームビルディングのワークショップを行うことになりました。

自分を含めた社員同士が信頼しあい、高いパフォーマンスを生む、部署としての文化を作りたいということでしたので、メンバー全員の価値観を明確化し、それを全員で共有した上で、部署としての価値観を作り上げていく。

そして一年を通して、部署としての価値観を実践したストーリーを集めていき、年度末にそれをカルチャーブックとして出版し、全員でその年達成したことを祝うということを計画しております。

このカルチャーブック制作。このブログでも何度も取り上げている最近、最もホットなビジネスキーワードの一つ、「従業員エンゲージメント」が飛び抜けて高い企業の多くが、作っているといいます。

次回のブログではどのようにしてカルチャーブックを作っていくか。その具体的な方法について書きたいと思います。

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Posted by Masafumi Otsuka

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