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「良いリーダーは部下の性格や個性など、より深く、個人レベルで知ろうとする。偉大なリーダーはもう一歩踏み込み、部下一人一人の価値観を学ぼうとする。そして自分の価値観と部下の価値観を共に話し合い、チームの価値観を作り上げていく。」
- The Leadership Challenge (James Kouzes, Barry Posner著)
優れた企業文化はどのように作っていけば良いのか。
「どんなに立派な経営理念や企業の価値観を掲げても、個々の従業員が自分の価値観を理解できていないと、あまり効果がない。」という話を前々回のブログで書きました。
企業理念や価値観は明確に理解しているが、自分の価値観が分からない社員と企業理念や価値観は知らないが、自分の価値観を深く理解できている社員とではどちらの方が仕事に対するモチベーションや生産性が高く、離職率が低いか。
前回のブログ記事で、後者の社員の方がperformance levelが圧倒的に高いという話を紹介しました。
しかし、DISKやMBTIなど社員の性格判断や特徴を捉えるテストはあるものの、個々の価値観まで踏み込んだテストはなかなか見つからない。
「誠実であり続ける」「変革への情熱を抱く」、「未来を描く」、「ともに生み出す」。
上記4つを企業の価値観に掲げているのはどちらの会社だと思いますか?
2015年の不正会計事件で上場廃止直前まで追い込まれた東芝です。
経営理念(ミッション)、ビジョン、価値観(バリュー)。掲げるのは簡単ですが、浸透させるのは本当に難しい。浸透させるには何が必要か?