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When you compete against everyone else, no one wants to help you. But when you compete against yourself, everyone wants to help you.
–Simon Sinek
「大塚さんは自分と人(その優劣)を比較しますか?」 先日友人が開催した「感情マネジメント」のセミナーに出席。円滑なコミュニケーションを阻む四毒素の一つ、「軽蔑、侮辱」について話しているとき、いきなり聞かれ、「これやっていると思う」とつい答えてしまい、ちょっと恥ずかしい気持ちになりました。
考えてみれば私のような第二次ベビーブーム世代(1971年~73年生まれ)。どこを見回しても競争。とにかく一瞬でも気が抜けない。そうした社会構造の中で走り続けていたような気がします。その証拠に37歳である今でも「やばい。勉強しなきゃ。」という口癖が直りません。
振り返ってみると学校教育も社会人になってからも、常に「出来る人」と「出来ない人」の振り落としフィルターがあり、そこで負けたら終わり。常に現在自分
のいるポジション(位置)を他人との比較で測る悪い癖を知らずと身につけてしまっている気がします。不思議とこうした態度は一瞬で相手に伝達される。そしてそれが
円滑なコミュニケーションを阻害してしまう。
他人との優劣を比較しないようにするのにはどうしたら良いか。ちょっと前置きが長くなってしまいましたが冒頭の引用。これは”Starting with Why (Simon Sinek著)”からの抜粋。いつも通りスーパー意訳ですが、「人と競争しようとすると誰もあなたを応援してくれない。でも自分との競争、誰もやっていない何かに新しいことにチャレンジする場合、あなたには応援団が出来る」と。
Sinek氏曰く、「多くの企業(個人)は誤ったマインドでビジネス(勝負)をしている。そのマインドとはWhat→How→Whyの順で物事を考えている。」と。例えばDell。「私たちはパソコンを作っています(What)。シンプルでどこよりも安く、ある程度カスタマイズも出来ます(How・差別化要因)。買っていただけますか?(Dellから買う理由-Why-)」というメッセージを発している。
対し、アップルは「我々が行う全てのことは従来の常識に対する挑戦です。我々は常に違った角度で世界を見るようにしています(Why・存在意義)。自社で出す製品は美しく、シンプルで誰でも迷わず操作できるものを絶えず追求しています(How・どうやってWhyを達成しようとしているか)。パソコンもその一つです(What)。欲しくなりませんか?」と全く逆の順(Why→How→What)で考えている。。
同じパソコンを作っていても「応援される、されないの分岐点はWhyから出発しているかどうか」だとSinek氏は繰り返し個人(例えばライト兄弟やキング牧師)や企業(サウスウェスト航空・ハーレー等)を例に説明します。つい先日、Zapposというアメリカで大成功したオンライン靴屋のCEO、Tony Hsieh氏が書いた”Delivering Happiness“という本を読みましたが、全く同じことが書いてありました。「我々は靴を売っているのではない。Happinessを(靴を通じて)届けているのだ」と。
結局自分のWhyがないとWhat(学歴、勤務先、資格、容姿など)で相手と自分を比較してしまう。すると相手を無意識なうちに自分の上に置くか下に置くか、考えてしまう。そしてこれが一瞬で相手に伝わり円滑なコミュニケーションを阻む。
この本の最後に非常に考えさせられたStoryが出ていたので紹介させていただきます。ハンナ高校に通うBenという少年の話です。
Benは陸上部に所属しています。彼は生まれながらして軽い脳性麻痺を患っているため、走りながらバランスを失いよく転びます。Benは陸上部の部員として毎日、他の部員同様、ジョギングのルーティーンをこなさなければいけません。他の部員はこのジョギングを25分間で終わらせます。しかしBenは何度も転んでは起き上がることを繰り返すため、45分間かかってしまいます。面白いことに毎日25分後に同じことが繰り返し起きる。自分達のジョギングを走り終えた部員が全員Benのところに戻り、一緒にまた走り出し、ゴールする。Benはみんなと競争しているわけではない。Benは自分のWhyを良く理解している。彼は自分自身と毎日戦っている。だからこそみんなが彼を応援し、助ける。
人とその優劣を比較してしまうのは自分のWhyが探しきれていないからではないか。非常に考えさせられました。ちなみにSinek氏はTEDでこの話題について話しています。興味のある方は以下の動画をご覧ください(日本語字幕も”View subtitles”をクリックすることにより選択出来ます)。


「私はこういうものです。こういうビジネスをしています。え、なんでこれをビジネスにしてるかって?それは。。。その。。。」っていうのが、良くある会話ですね。
WHYが先にくるって、先日話していた「無防備」にも通じる気がしますね。いさぎよくて、信頼/ハートをぐっと掴む人の特徴に通じる気がします。
Yasueさん
先日はThought provokingなセミナーを開催していただき、ありがとうございました。いろいろと考えさせられました。
> WHYが先にくるって、先日話していた「無防備」にも通じる
> 気がしますね。いさぎよくて、信頼/ハートをぐっと掴む人
> の特徴に通じる気がします。
なるほど。確かに!「Whyが明確である」→「ものごとを考える・行動する時確固たるフィルターを自分の中に持っている持っている」→「ありのままの自分で入れる」という感じかな。益々Whyが重要になります。さらにどうそれを言葉にしたり、人に伝えたりすることも大切な作業だと合わせてYasueさんのコメントを読んでいて感じました。またいろいろと話しましょうね!
うーん・・・根っこから日本人である私には難しい問題です。
そして、先日読んだ、内田樹「日本辺境論」を読んでさらに納得(というか
ダメ押し)。なぜアメリカ人はWHYから始められるのか、そして日本人は
元々の国のあり方が、”辺境”であり、つねに”中心との比較”でしか
物事を考えられない思考である・・・・と。
ぜひ時間があったら、読んでみてください。
でもそれをネガティブに捕らえるのではなく、ポジティブに捕らえることに
現状打破があるのですよね。
なんとも奇遇。先日Yasueさん(1番はじめにコメントを頂いた方)から「日本辺境論」を勧められ、いまちょうど読んでいます。この本、めちゃくちゃ面白いですね!いろいろと思うところがあって、これについてはまた別途整理して、記事として書きたいと思いますが、「個性を出しづらい」「日本人の英語に対して一番厳しいのは日本人である」「話の内容の理解より相手の気持ちを大切にする」など非常に通じるところがあり、ワクワクしながら読んでいます。何か大きなヒントになりそうです。
Naoさんといい、Yasueさんといい、ここでこうしてこの本が出てくるところに何か大きなInspirationを感じます。
いつもコメントありがとうございます!