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When you compete against everyone else, no one wants to help you. But when you compete against yourself, everyone wants to help you.
-Simon Sinek
「大塚さんは自分と人(その優劣)を比較しますか?」 先日友人が開催した「感情マネジメント」のセミナーに出席。円滑なコミュニケーションを阻む四毒素の一つ、「軽蔑、侮辱」について話しているとき、いきなり聞かれ、「これやっていると思う」とつい答えてしまい、ちょっと恥ずかしい気持ちになりました。
考えてみれば私のような第二次ベビーブーム世代(1971年~73年生まれ)。どこを見回しても競争。とにかく一瞬でも気が抜けない。そうした社会構造の中で走り続けていたような気がします。その証拠に37歳である今でも「やばい。勉強しなきゃ。」という口癖が直りません。
かつて正当なイギリス英語から「より民主的な」アメリカ英語に移行した英語は、今度は世界の誰でもが使える新しい道具に変わろうとしている。
冒頭は6月30日付ニュースウィークの記事「英語じゃなくてGlob・ish -簡易型英語が世界の新たな共通語に-」からの引用。リーマン・ショック以降、主戦マーケットがアメリカから新興国に移る中で、国際言語化した英語。「英語の性質が変わっているのではないか」とセミナーやこのブログを通じて問いかけてきたことが、まさに分かりやすく、より深く突っ込んで書かれており、何だかずっと探し続けてきた財宝を掘り当てた気分になりました。
記事では日本IBMの元幹部が「英語が母語ではない人が話す英語の方が欧米人よりずっとうまく韓国人や日本人顧客と意思疎通を図れると気づいた」こと。そ
してこうした人たちは共通してシンプルな単語しか使わない。必要な語彙(英単語数)は1,500語で十分だと分かり、この1,500語で
Communicateする簡易型英語を「グロービッシュ」と命名したと書いてあります。
Successful men rarely know the real reasons for their success, even though they always think they know.
--Robert J. Ringer
ちょうど先週、グロービス経営大学院でクリティカル・シンキング(論理的思考法)を教える友人、早津俊秀さんのブログ記事「成功本やノウハウ本に注意」を読み、また前回記事「ArtとCommunicationの関係Part 2」を読み返していて、何気なくノートに書き留めていた冒頭の引用を思い出しました。
これは1973年にアメリカで出版された"Winning Through Intimidation(邦題:型破りで勝つ)"という本からの引用。「成功した人は自分が成功した本当の理由を知らない。ただ(困ったことに)知っていると勘違いしている」と。
同じものを見ていてもアーティストは我々一般人とは違う独特な見方でそれを捉えている。その独特な見方さえ身につければ誰にでも絵を描くことが出来る
--Betty Edwards
中学の時、美術の成績で1をつけられて以来、絵を描くことにずっと抵抗を感じていました。自分はArtistには絶対になれない、と。でもこの考えを180度覆す、まさに「目から鱗が落ちた瞬間」をつい先日体験。これ、かなりヤバイです。。。
まずは右の芸術作品を見ていただきたい。そう。私が書いた自分の右手です。「おいおい。ゾンビか!?」っていう声が聞こえてきそうですが、これを見ると☆木先生が1をつけたのも頷けます(笑)。しかし!次の日に奇跡が起きるのです。
その前に冒頭の引用。今読んでいる"Drawing
from the right side of the brain (邦題:「脳の右側で描け」 Betty
Edwards著)"からの引用。