聴衆の心を掴むプレゼンの始め方

first_move.jpg

Youtubeなどで、引き込まれるプレゼンを見ていると、ある共通したことに気づきます。それは冒頭の30秒で知らずと引き込まれている。こうした人々は開口一番何をいっているのか。その始め方に注目すると面白いことに気づきます。
例えばBenjamin Zander(世界的に有名な指揮者)が行った「クラシック音楽の聞き方、その素晴らしさを伝える」プレゼン(最後に埋め込みます)。その始め方は歩きながら:
「聞いたことのある話かもしれませんが、昔2人のイギリス人冒険家が船でアフリカ大陸に靴が売れるかどうかを調査しにいき、それぞれが本国に電報を打ちました。1人目は『アフリカはダメだ。誰も靴を履いていない。』と嘆き、2人目は『超チャンス!誰も靴というものを知らない』といったといいます。いまちょうどクラシック音楽業界で同じことが起きています。『クラシックはもうダメだ。死にかけている』と思っている人と私みたいに『まだまだだ!クラシックの素晴らしさに気付いていない人が多いだけだ』と思っている人。今日はこれを伝える為に来ました。」

Steve Jobsが語るCreativity

connecting_the_dots.jpg

Creative ideas are always new combinations of old ideas.
-Michael Michalko
何故ある人はcreativeなアイディアが沢山出てくるのに多くの人は出てこないのか。何故人はある分野の専門家になればなるほどcreativeやinnovativeなアイディアが出てこなくなるのか。ちょうど今、"Creative Thinkering(Michael Michalko著)"という本を読んでいて先日亡くなったSteve Jobs氏が昔、Wired Magazineという雑誌のインタビューで、語った話を思い出しました。ジョブス氏曰く(ジョブス調で好き勝手に翻訳してます・笑):
「Creativityというのは単純に2つのものをつなぐことによって生まれるんだよ。Creativeな人の大部分は軽い罪悪感を感じている。何故かって?別に考えに考えてアイディアをひねり出しているワケではなく、たまたま何かをみて、それを自分の過去経験したこととシンクロ(一体化)させて、自然に思いついちゃうんだよ。」