例えば「ビジネス英語のバイブル」と言われているNHKラジオの【実践ビジネス英語】。今週のテキストを読んでみるとシチュエーションがニューヨーク在住の日本人ビジネスマンが出張帰りの飛行機の中で腰を痛め、入院した話をアメリカ人の同僚としている。そして病院食の善し悪しについて話している。この会話が何とも洒落ててアメリカ人、それもウォールストリートで働いている白人同士がsmall talkに使うようなおしゃれな表現のコレクションになっている。"be laid up (寝込んでいる)"とか"be in agony (苦しみもだえている)"など私でも絶対に使わない表現を覚えさせる。私だったら"resting"とか"be in pain"とシンプルな言葉を使う。もちろんsmall talkも重要ですが、そこが本質ではないし、実践的ではない。