oDeskを活用した英語学習術

oDeskを活用した英語学習術


facebook「どんな英会話スクールを通うよりこっちの方が遥かに安上がりで、実践的はないか。」

ビジネス英会話をいくら学んでも実践に直結しない話は何度もこのブログを通じて書いてきました。いくらビジネスとうたっても主役が英語になっている以上、ビジネス自体が主役に変わった瞬間に置いていかれてしまう。練習が本番に直結しないほど悲しいことはありません。

そこで英語ではなくビジネスが主役になる手段としてoDeskが使えるんではないかと思い、何人か実験台になってもらいました(笑)。どんな安い英会話サービスよりも$30で自分のFacebookページのカバー(プロフィール写真の背景にあるもの)をデザインしてもらった方が遥かに投資対効果があがるのではないか。しかも英語力だけでなくグローバルに活躍する際に求められるスキルが身に付くのではないか。例えば:

  • 条件面等を詰める際の交渉力
  • ブレストをする力
  • ITを活用した仕事のやり方

等のスキルは間違いなく学べる。また、

  • いろいろな国の人と話すことで様々な価値観に触れられる
  • 自分が発注者側(お客)なので、ビクビクしなくていい(逆に相手があなたに対して気を遣います)
  • 最終的な成果物も残る

という違った意味でのメリットも出てきます。いまちょうど私は自分のFacebook pageのプロフィール写真を加工してもらおうと、oDeskで仕事を募集を出しています。実際に出しているJob postingはこちらを御覧下さい。

masa_photoJob posting (募集要項)に「自分のFacebook, Twitter用のアバターを作って欲しい」と書き、事前課題(これを出すのが大事です)として右の2枚の写真を付け、この2つからinspireされる何かをスケッチして送って欲しいと課題を出しておく。今回、2日で15名ほど応募がありました。その中できちんと課題を提出してきたのが9名。うち、一番気に入ったのが以下のスケッティングでした。

facebook_cover

「おいおい。これアバターではなくカバー写真だろう」と思いましたが、これを見て、ちょっとしたinspirationが湧いたので急遽アバターとは別にカバーも作ってもらおうと思い、予算は$50と決めていたので、本人ビッドの$40を$30に下げてもらい(これはメールで交渉)、仕事を発注(アバターは別の人に$20で頼むことにしました)。今回依頼したのがGolam Faruqueというバングラデシュ在住のスケッチアーティスト。すぐにSkypeで登場してもらい、こちらのアイディアをぶつけてみました。簡単のやり取りは以下より御覧頂けます。

これ、つい1時間前にのやり取りですが、相談したのがハンモックのスケッチは白黒で残し、後ろにビーチではなく、大都市とか忙しい光景をカラーに変えて出せば、「リラックス」と「忙しい」のコントラストが出て、「もっと楽しく行こうよ!」というイメージが伝わるのではないか。これをどうしたら表現出来るかをブレストしました。シンプルに夜の忙しいニューヨークのタイムスクエアを描ければいいのでは、と40分くらい話して決めました。2日後にあがって来るので楽しみです。

あがって来たのを見て、また微調整していく。こうやって英語以上にいま求められているスキルを成果物付きでわずか$30(3,000円)で磨ける。

いま、TOEIC® で600点以上持っていて、英会話スクールに通われている方は是非oDeskを通じて自分のFacebook用のカバー写真かアバターを作ってみてください。

手順として、まずoDeskでアカウントを作る:

  1.  まずは登録ページにいって必要な情報を記入
  2. 登録メールに確認リンクが送られるのでそれをクリックしてアカウントにログイン。クレジットカード番号を登録する
  3. そしてRecruit –> Post a jobのリンクをクリックして、私が出したJob postingを参考に実際に募集をかけてみる(英語は完璧である必要はない)

2日くらい待って、きちんと課題を出して来た人の中から、気に入った人にまずはメッセージを送り、Video Skypeを通した面接日時を設定する(Japanese Standard Timeと書くこと)。そして何名かと実際に話してみる。ここですぐに冒頭で書きました「ビジネス英会話をいくら学んでも実践に直結しない」ことがすぐ分かります。

ただ、ここでビビってはダメですよ。あくまでもこちらが雇う側。ここで見るべき点は「この相手はコミュニケーションを取り易いか」です。これははじめの1分ですぐ分かると思います。相手を気に入らなければ5分くらい話し、”I need to go. I have to someone else waiting for an interview. I’ll let you know if I decide to hire you.”といって雇わなければいい。最終的に”Hire”を押すまではお金は一切発生しません。断る時は”I decided to hire a different person.”とシンプルに伝えてあげれば良い。

アーティストを決めたら”Hire”ボタンを押し、実際に雇ってみて再度Video Skypeでブレストしながら一緒に考えながら作っていく。

たとえ失敗してもたかが3,000円。1時間の英語のプライベートレッスンよりは遥かに安い。安い授業料だと思って、また同じ仕事を繰り返しやってみてもいいし、次に作ったアバターを入れた個人用名刺をデザインしてもらう等、別の仕事を出してみる。

こうしてメキメキ実践力が鍛えられていきます。まずは自分のアバターから発注。是非挑戦してみてください!ちょっと恐かったらGolamからはじめてみてはいかがでしょうか。ビデオを見て頂くと分かると思いますが全く威圧感はありません。oDeskはオープンに応募せず、直接指名も出来ます。Masaからといえば快く引き受けてくれます。もしくは以前「oDeskの衝撃」というブログ記事でビデオ登場してもらった陽気なパキスタン人デザイナーのAqeel Meoもお勧めします(笑)。多少アクセントが強く、話しづらくてもSkypeの画面共有機能とチャット機能を使えば大丈夫です。

後日談:Golamから3日後に戻って来たスケッチ、カバー写真完成までのプロセス(後編)はこちらより御覧頂けます。意外な展開が待っていました(笑)。


Posted by Masafumi Otsuka

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comments

    Jul 27
    2013

    村上廣行

    お久しぶりです、大塚さん。

    ご報告が遅れましたが、現在、キプロスにて仕事をしております。
    当地に来て約1カ月半が経ちました。
    様々な国籍のメンバーからなるチームで仕事すると、まず意見・発言することを
    求められますね。文法とかそんなに重要ではなく、大塚さんが常に仰られるように、
    理解を確認しあうために”do you know what I mean?”とか”do you mean ~”とか
    お互いに言い合って誤解を避けるのが、英語を使ったビジネスシーンでは基本ですね。

    そういう意味では、今回のoDeskのプロジェクトは結果に残るし、英会話のレッスンより安いし、
    ビジネススキルも磨けるので一石三鳥ですね!

    もし、バカンスでキプロスにお立ち寄りの際は是非お声掛けしてください!

    村上

    Reply
      Jul 29
      2013

      Masafumi Otsuka

      村上さん
      コメントありがとうございます。

      ちゃんとFB見てますので、キプロスにいるの知っていますよ!人がいかないような所にいくところが素晴らしいですね。

      様々な国籍のメンバーからなるチームで仕事すると、まず意見・発言することを
      求められますね。文法とかそんなに重要ではなく、大塚さんが常に仰られるように、
      理解を確認しあうために”do you know what I mean?”とか”do you mean ~”とか
      お互いに言い合って誤解を避けるのが、英語を使ったビジネスシーンでは基本ですね。

      皆で何かを決めていくプロセスの中でちゃんと貢献する。続けているうちにチーム全体の信頼感が強くなり、より良いもの、よい決断が出来ていく。本当に英語の問題ではないですね。キプロスで素一束にいる村上さんを羨ましく感じます。さて次はどこにいこうかな〜(笑)。

      FBでの近況を楽しみにしております。

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