研修とリアルの境をなくす究極のグローバルOJTとは?
「だったらoDeskを使って世界に打って出るプロジェクトを作りましょうよ!」
先月からあるベンチャー企業で英語によるDiscussion研修をやる予定が、「Discussionはバーが高すぎる」と役員会に通らなかったらしく、社長に「残念だけど今回はパス。でも研修の最後にやるoDesk(グローバルアウトソーシングサイト)を使って世界中の人材を使いこなす体験をさせる部分は通常業務に組み入れたいとかなり喰いつきが良かったよ」と聞き、思わず冒頭の言葉を口にしていました。
「研修は収益に直結させなければ意味がない」と思いつつ、きちんと投資対効果を測る仕組みが作れないのを残念に思っていました。
この会社、世界でも十分勝負出来る商品を持つベンチャー企業ですが、現状は国内需要に応えるだけで精一杯。全く人員が追いついていない位、急成長しています。最近では将来のグローバル展開を考え、アメリカの大学を出た日本人を採用していますが、育てるのに何年もかかってしまう。その間折角の培った英語力も宝の持ち腐れ。対し、仕事ができるベテランは英語が苦手な上に、国内事業を見るのに精一杯。ここにミスマッチが起きている。
そこでその穴を埋めようと社長と一緒に考えたのが、oDeskを活用して、英語が出来る若手と仕事の出来るベテランがタッグを組んで、その中に私が入る。そして今まで人員に余裕がなく出来なかったグローバル展開する際の準備(商品マニュアルや契約書の作成等)、その問題点を一つ一つ洗い出し、oDeskという外部リソースを通じて世界中の専門家に仕事をアウトソースして、一つ一つ潰していく。これにより、現状の人員のままで世界に打って出る体制を整えることが可能になります。
また、こうした過程でoDeskの活用のノウハウを学び、世界中の専門家と実際にコラボすることによって、ベテランはグローバルコミュニケーションスキルを、若手は仕事力をつける。そしてこの取り組みが売上にきちんと反映されることにより、投資対効果も明確になる。一石三鳥も四鳥のメリットが出てきます。
私自身、今まで自分の業務を効率化しようとoDeskを使ってきましたが、それがいつの間にか企業が欲しがるノウハウになっていたということ。またそれが今まで追い求めて来た「研修とリアルの境界線を消したい」という想いを達成させる手段になっていたこと。点と点がどこで繋がるか分からない所に仕事の面白さがあります。いよいよ明日からこのプロジェクトが開始します。楽しみです!
プロジェクトレポート(既に終了しました)は「これぞ究極のグローバルOJT!」を御覧下さい。
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