小さな好奇心を見つける方法

小さな好奇心を見つける方法


Wanted_Curiosity前々回のブログ記事「パッションより大切なもの。」の中で最近読んだ本からの引用:

パッションよりも好奇心を追った方が良い。好奇心の方がパッションより遥かに軽いし…簡単。(中略) どんなに小さいものでも構わない。深く考えずにいま自分の好奇心をそそるものをやってみなさい。

を紹介しましたが、「そもそも小さな好奇心の見つけ方がわからない」という質問ををいただいたので、私が発見し、追求したちょっとした好奇心をシェアしたいと思います。

私は海外ドラマが大好きで、ここ数年出たもので一番はまったのが”Person of Interest“というNYCの中で繰り広げられるスパイドラマ。スパイドラマだけに、情報収集のため人の家に勝手に入るシーンが多い。留守中、鍵穴に小さな工具を差し込み、ガシャガシャっとドアを開ける入るシーンが沢山出てくる。あまりにも簡単に鍵が開くので、「本当にそんなに簡単にできるのか?」→「自分でも出来るのではないか?」とちょっとした好奇心が湧いてくる(普通はここでは湧かないかも・笑)。

Lock picking kitそこでネットで調べる。どうもこれを”Lock Picking(ピッキング)”というらしい。”Lock Picking”でGoogle検索をすると、いきなり鍵の中の構造を解説している画像がドーンと目に入る。何かトレーニング用セットみたいなものがないかと今度は”Lock Picking Training”と検索してみるとそれらしい画像を発見。画像をクリックしてみるとUS$100で普通に何だか私にも出来そうなLock Pickingの初心者用のトレーニングキットが売っている。びっくり!しかも日本へ配達可!!

当然すぐ注文。これ、ちょうど3年くらい前の話です。その後ドラマを見ながらシャカシャカと数ヶ月トレーニングを積んだところ、世間で一番使われているピンタンブラー錠の鍵形式のものであれば、ピッキングのツールさえ持っていれば普通に開けられるようになりました。最近全くやっていないのでかなり腕は鈍っていると思いますが。。。

keyこれが今まで何かの役に立ったのかといえば全く役に立っていない。ただ、鍵の仕組みがわかり、何か一つ賢くなったと感じたこと。はじめてうまく開けられた時のプチ満足感がたまらなかったこと。これ位ですかね(笑)。こうした経験がどこかで繋がるかもれないし、繋がらないかもしれない。別に繋がらなくても良い。ちょっとした好奇心を追求する感覚が楽しいわけです。

何に好奇心が湧くかはそれぞれの個性。普段の生活の中で「面白いそう!」と感じたらそのまま流さずに、一度立ち止まり、”Why?”を聞いてみる。これがコツなような気がします。今回のようにテレビドラマを例にすれば単純にpassiveに見るのではなく、「何かこの中に面白そうなものがないか?」とactiveに見るだけでもちょっとしたアイディアが出てきます。そしたら迷わず追求する。深く考えずに!

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Posted by Masafumi Otsuka

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