出張中、現地社員と『遊ぶ』時間を作ろう!
以前多く方々が苦手されている「仕事の前のSMALL TALK(雑談)は何故大事なのか」について、書きました。「Small talkは雑談ではなく、仕事の延長として考えるべき」と。
この話を欧米系グローバル企業でその主力製品のアジア・アフリカ部門のトップを務める友人(日本人)にした所、面白いことを言っていました。
出張に行くと必ず丸1日Play day(遊ぶ日)が用意されている。山登りに行ったり、クルージングにいっ
たり、何かチームビルディングをする仕掛け、時間が常に確保してある。はじめ「何でこんなことをやるのか」、不思議に思っていたが、世界中の優秀な同僚たちと個人的な信頼関係を作っておくと、仕事が圧倒的にやりやすくなることに気づいた。
と。「遊びなんてとんでもない!」と日本の大企業の幹部の声が聞こえてきそうですが、グローバルでビジネスをする場合、特に優秀な現地社員をよりモチベートし、より高いパフォーマンスを引き出すには、こうした「遊び」の時間を作り、お互い、より深いレベルで個人的な関係を作っておくのが大切になります。
別に現地社員、全員連れて行く必要はない。本当に優秀と思う人達はだけ「オフサイト・ミーティング」と称して、連れ出せば良い。平日が一番良いと思いますが、休日でも構わない。休日の場合は家族も一緒に連れて行く。
私も昨年フィリピンで優秀な人材を雇いましたが、1日「遊び」の日を作りました。ハイヤー車を雇い、家族と一緒に一日避暑地に連れて行き、スパにいったり、ハイキングに行ったりして遊ぶ。
こうしたことを普段からやっておくと、仕事が本当にやりやすい。ミーティング(その前のSmall talkを含む)も、ベースの信頼関係があるので、多少Disagreeしてもそれはあくまでも問題に対してDisagreeしているわけで、その人自体(能力)を否定しているわけではない。そういった安心感があると、率直な意見をぶつけやすく、それがより良い仕事につながる。
この「遊び」の感覚が多くの日本企業にすっぽりと抜けているような気がします。
遊びも仕事の一環として捉えるべき。
次回出張にいかれたら、是非この「遊びの時間」を入れてください。あっ、これ、「観光に連れて行ってもらう」とかじゃないですよ。あくまでも何か共通した体験をする。前述の友人。この話、「記事にするよ」と伝えた所、
先週、米国の本社出張で、シニアマネージャー、エグゼクティブ連中で、巨大迷路でのシューティングゲームやゴーカートで”遊び”ました。
といっていました。巨大迷路…やってみたい(笑)!
どういうことが出来るか。こういう話こそ、テレコンで本題に入る前のSmall Talkで出来るといいですね(^_-)。
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