“I think”より”How about”を使おう!

“I think”より”How about”を使おう!


conversation_ballミーティング中、意見やideaを出すとその後に変な間(沈黙)が出来てしまい、『理解されなかったのではないか』とか『何か場違いなことを言ってしまったのではないか』と不安になる。」

という悩みを聞きます。そこでその人がどんな風にグローバル会議で意見やideaを入れているのかをチェックしてみると、一点気づくことがあります。

何かideaや意見を入れる時、“I think…”から発言を始めている。

発言内容はしっかり伝わっているし、場違いな発言はしていない。では何故その後に、変な間(沈黙)が出来るのか。

それは聞いている方からすれば、I think…。と発言を句読点のperiod(「。」)で終わらせると、まだ話し終えていなく、続きがあると思ってしまうため、待ってしまう。

日本人同士、日本語で話している時だったら、あうんの呼吸(雰囲気)で相手が話し終えたかどうかわかるが、これと同じ感覚で英語を使っている人が多い。

私は良く「対話のボールを返す」という表現の仕方をしていますが、discussionをしている時、イメージとして、机の真ん中にボールがあり、発言したい人はそのボールを取ってから話し出す。ボールを持っていない人は、その発言内容の確認作業以外は、基本的に黙って聞いていなければいけない。そして発言者は発言し終わったら、机の真ん中にボールを戻す。

もちろん実際のmeetingではボールがある訳ではないので、言葉を使って、「対話のボール」を返さないといけません。ではどのように返すのか。

一番分かりやすいのは、発言をperiod(句読点の「。」)で終わらせるのではなく、question mark(?)で終わらせること。

例えば何か意見を入れる時、”I think…”から始めるのではなく、”How about…?”に変えてみる。同じことをいうにしても、「私はこう思う。」というstatementで話すのではなく「こんなのどうですか?」というsuggestionに変えると、対話のボールが自然に返える為、話し終えたことが明確に周りに伝わり、変な間(沈黙)が出来ない。

さらにStatementで終わらすと、そこでdiscussionの流れがきれてしまう可能性が高いが、suggestionだと、相手がその意見に乗っかりやすいので、次に対話のボールを持った人がそれを発展してくれる可能性が高まり、よりdiscussionに貢献していることを実感できる場合が多い。

“I think”より”How about”から始める。ちょっとしたことですが、その後の反応の違いが大きく変わります。是非挑戦してみてくださいね!

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Posted by Masafumi Otsuka

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