HomeArchives for April 2010
You begin with a puzzle--you get everybody puzzled, and tied in knots, and mixed up. Those puzzles and knots generate questions for students and then you begin to help them untie the knots.
来月より宇都宮大学で"英語発信能力"養成講座"という公開講座を、また今月よりある団体向けに「グローバルエンジニアに必要なビジネス感覚を養う」という講座を持つことになり、どうしたら効果的なLearningの場が提供できるか。いかにして伝えたいメッセージを感じ取ってもらえるか。いろいろとアイディアを膨らませております。特に後者は「ファイナンス」「財務諸表の読み方」「マーケティング」など毎回テーマを設定し、2時間でエンジニア向けにそのエッセンスを伝える新しい挑戦であり、ワクワクしています。さて、冒頭の引用。
先週金曜日の日経新聞に建築費500万円台の家が登場したと書いてありましたが、いま世界の流れをみていますと、機能を大幅に絞り込み、常識を遥かに超えた低価格の商品が新興国で開発され、これが貧困問題を解決すると共に、新たな消費者層が生むという大きなInnovationが起きています。こうした現象を"Reverse Innovation"もしくは"Frugal Innovation"と呼ぶそうです。
今週号の英エコノミスト誌の特集記事"A special report on innovation in emerging markets"によると、1980年代に日本の自動車業界がトヨタ生産方式で製造業に大きなInnovationを起こしたのと同様のことが今、新興国でまさしく起きていることがよく分かります。日本は「資源がない、土地がない」という制約がこうしたInnovationを生んだのと同じように、新興国では「貧困・衛星問題」の解決がこうしたInnovation原動力となっていると同レポートに書いてあります。
「朝令暮改」。2年前、はじめてこの言葉を聞いたとき、「それってどういう意味ですか?」と思わず言ってしまいましたが(笑)、朝出した命令を夕方には改める、そういった人は一貫性がなく、信用できない。確かにこんな上司は持ちたくありません。
一度言ってしまったことはなかなか取り下げることが出来ません。「自分の言ったことには責任を持ちなさい」と親や先生から子供の頃、口酸っぱく言われてきました。実はこの「朝令暮改」マインドがあらゆる意味で円滑なコミュニケーションを阻んでいるように感じます。