参考文献を辿っていく読書術

book考えても見なかった面白い視点や好奇心を大いに刺激される本に出会うと必ず「著者のこの発想、どこから来たのだろう」と思ってしまいます。そしてもっと深くそのトピックについて掘り下げていきたいと思い、その本の最後に出てくる参考文献の中で面白そうなものを探し、発想のルーツを辿っていきます。

例えば4年前に「自分を差別化する方法」という記事で紹介した「ビジネスで一番大切なこと」(Youngme Moon著)という本。過去、マーケッティングの分野で最も刺激を受けた本ですが、

Creativeな発想を引き出す方法 #3: 問題を再定義しろ!

problem redefinitionCreativeな発想を引き出す方法の第3弾として、「問題を再定義する(Problem Redefinition)」というフレームワークを紹介します。このテクニック。英語によるDiscussion Seminarの第1回目に(計8回)で良く使っています。まず冒頭で以下の実在する問題をプレゼンします。

1999年にアメリカで一年間に44,000人から98,000人が医療事故で死亡するという衝撃的なレポートが発表されました。数ある原因の中で一番が病院内での傷口感染という内容にも多くの人が驚きました。医者が治療終了後に手を洗うという消毒作業を怠る為に、前の患者の細菌が次の患者に感染し、死に至るという考えられない現象が起きているのです*。

アイディアを待つのではなく奪いにいく方法

Creative HabitsInspiration is for amateurs, the rest of us just show up and get to work.
- Chuck Close, Painter and Photographer

ブログを始めて6年以上経ちますが、ずっとアイディアが降りて来てから書くという方式をとっていました。降りてこない時は仕方ない。書けない...

そんな中、昨年の3月〜9月の間、アイディアが全く降りてこなくなる。「歳か?」と半ば諦めかけていたところ、昨年8月、世界的に有名なChoreographer(振付師)のTwyla Tharp氏が書いた本The Creative Habitを読み、こうした考え方自体が大きな間違いだったことに気づきました。

TOEIC 900点組がかかってしまう呪い

TOEIC Curse「外国人と1対1であれば普通に意見を出せるし、対等に議論が出来る。だが、グループで意見をぶつけ合って、その場で物事を決めていく、問題解決をしていくミーティングに出ると、全く参加出来ない。何が話されているのかは、ほぼ理解出来ているが、意見は出せない。どうしたら良いのか」

最近こういった相談が特に多い。先日もニューヨーク在住で外資系金融機関に現地採用されている日本人の方が弊社のレベルチェックテストを受けまして、後日その音声ファイルを聞いていたら、発音を含めてほぼ完璧な英語を話している。何が問題になっているのかとカウンセリングで聞いた所、全く同じことを仰っていました。「1対1は何とかなる。ただグループミーティングになると発言出来ない」と。

外部タレントとコラボし、仕事を超効率化させる方法

collaborating実は『自分にしか出来ない仕事』と思っていることでも、自分の得意な部分と不得意な部分に分解し、不得意な部分は外部タレントとうまくコラボすることにより、より仕事のクオリティーも効率も上げることができるのではないか。

ここ数年「自分でなくても出来る仕事」や「自分には出来ない仕事」はoDeskというグローバル・アウトソーシングサイトを使い、どんどん外注。今では秘書2名、文字起こし3名、グラフィックデザイナー2名、プログラマー1名、日→英・英→日翻訳家各1名、計6カ国10名に常時仕事をお願いしています。