帰国子女の苦悩


帰国子女の苦悩帰国子女はグローバルミーティングなどで、日本人とネイティブとの間に入り、双方のbridge的な役割を期待されますが、それが機能しているケースが少ないように感じます。

Bridgeになるどころか逆にネイティブのように振る舞ってしまい、周りの日本人を置いていってしまっているケースの方が多い。以前あるグローバル企業に勤める日本人が

「せっかく英語によるミーティングが良いスピードで進んでいて、しっかりと参加できていたのに、帰国子女の人が入った瞬間、話すスピードが一気に上がり置いていかれてしまう。」

人生がチェスではなく、ポーカーである理由


chess_or_poker2Self-serving bias(自己奉仕バイアス)という心理学用語はご存知でしょうか。

全く同じミスでも、他人のミスはその人の判断力や実力不足のせいで起きるが、自分がミスは運が悪かったためと自動的に考えてしまう人間の習性からくる偏見。

2003年、メジャーリーグベースボールのワールドシリーズ第6戦。シカゴ・カブスは3勝2敗とホームゲームで王手を迎えていた。3-0でリードで迎えた8回表で1アウト。相手打者がファールボールを打つ。

ダメ出しではなく「良い出し」のススメ


positive reinforcement「良い出し(positive reinforcement)」という言葉はご存知でしょうか。「ダメ出し(negative reinforcement)」は部下や生徒などが望ましくない行動を取った瞬間にそれを指摘し、改めさせるために行うものに対して、「良い出し」は望ましい行動を取った瞬間にそれを指摘し、継続的にその望ましい行動を促すために行うもの。

ちょっとイメージしづらいと思うので具体的に書くと、「ダメ出し」は「ほら、そうやったらダメでしょう。こうしなさい!」と注意をするのに対し、「良い出し」は「今の**(具体的な行動)、とてもいいね!その調子で続けてね。」という伝える行為。

根回しが何故日本人に必要なのか、ちゃんと説明しよう


nemawashi2"Nemawashi is cheating!”

根回し。これが何故必要なのか特に欧米人には分かりづらい。先日ある日本企業の東京本社にいる外国人駐在員と話していたら

「一部の人達(日本人同士)だけで事前に物事を決め、それをオープンにせず、決まっていないように装い、ミーティングを行う。これは明らかにcheatingだ!」

ネイティブ同士が話し出し、スピードが急に上がった時にやるべきこと


speed1「ネイティブが一人しか出席していないミーティングではゆっくりと話してくれるのですが、複数ネイティブがいて、ネイティブ同士が直接話し始めた瞬間、一気にスピードが上がって置いていかれる。」

以前「最も大切な英語フレーズ」というブログ記事で、グローバル・コミュニケーションの一丁目一番地は

「ネイティブの話すスピードに自分が合わせるのではなく、自分にとってcomfortableなスピードにネイティブをslow downさせること」

グローバル化した日本語


japanese_globalization以前「最も大切な英語表現」というタイトルのブログ記事で”Can you speak more slowly?”を何度でも伝える大切さについて書きました。相手の話す速度に自分が合わせるのではなく、自分が理解しやすい速度に相手を合わせさせるのがグローバルコミュニケーションにおいて最も大事だと。

先日ある日本大企業の人事の方から面白い話を聞きました。この会社。最近日本の大学を出た、日本語が話せる新卒の外国人を取り始めているといいます。

相手(自分)をコミュ障と思う前に考えるべきこと


communication_disorders私は企業でグローバル・コミュニケーション研修をしていますので、若手と話す機会が多いのですが、「実は私はコミュ障(コミュニケーション力に障害がある人)なんです」と打ち明けられるケースが少なくありません。

仕事以外でも打ち明けられるケースもあるところをみると、最近自分のことをコミュ障と思っている若い人が増えているような気がします。

しかし実際にそういう人と話してみると、問題なく普通にコミュニケーションをとれている。

良い謝り方、悪い謝り方


apology謝罪学というのはご存知でしょうか。いるんですね。こういった面白いことを研究している人が。先日読み終わった、Why Won’t You Apologize?: Healing Big Betrayals and Everyday Hurts という精神科医であるHarriet Lerner氏が書いた本が面白い。

Lerner氏はまずよくありがちなダメな謝罪方法について具体的に解説します。その代表例を3つあげると、

顧客体験を上げるには従業員体験をまず上げよう


engaged_employeeEmployee Engagementという言葉をご存知でしょうか。米Forbes誌によると

Employee engagementとは従業員が企業やそのゴールに対して抱いているemotionalなコミットメント

と定義しています。このemployee engagementの指標。ここ数年、外資系グローバル企業の中でhot topicになっており、employee engagement scoreが前年に比べて大きく落ちた部署や、他の国に比べて低く出た場合、その原因を探って欲しいと、私のような外部ファシリテーターを雇い、ワークショップを行い、その原因を究明し、このスコアをいかにあげていくべきか、トップマネージメントは真剣に考えています。

何故eye contactが大事なのか


eye_contact理解しているのであれば大きく頷く。理解できていなければ首を大きく傾げる。企業でグローバルコミュニケーション研修を行う際、英単語・英語表現を学ぶ以前に、私は真っ先にここからトレーニングします。

話をしている相手(外国人)に対し、自分はちゃんと理解できているかどうか、しっかりと表情でシグナルするトレーニングです。

コミュニケーション力の高い外国人がeye contactをする目的はここにあります。