相手(自分)をコミュ障と思う前に考えるべきこと


communication_disorders私は企業でグローバル・コミュニケーション研修をしていますので、若手と話す機会が多いのですが、「実は私はコミュ障(コミュニケーション力に障害がある人)なんです」と打ち明けられるケースが少なくありません。

仕事以外でも打ち明けられるケースもあるところをみると、最近自分のことをコミュ障と思っている若い人が増えているような気がします。

しかし実際にそういう人と話してみると、問題なく普通にコミュニケーションをとれている。

良い謝り方、悪い謝り方


apology謝罪学というのはご存知でしょうか。いるんですね。こういった面白いことを研究している人が。先日読み終わった、Why Won’t You Apologize?: Healing Big Betrayals and Everyday Hurts という精神科医であるHarriet Lerner氏が書いた本が面白い。

Lerner氏はまずよくありがちなダメな謝罪方法について具体的に解説します。その代表例を3つあげると、

顧客体験を上げるには従業員体験をまず上げよう


engaged_employeeEmployee Engagementという言葉をご存知でしょうか。米Forbes誌によると

Employee engagementとは従業員が企業やそのゴールに対して抱いているemotionalなコミットメント

と定義しています。このemployee engagementの指標。ここ数年、外資系グローバル企業の中でhot topicになっており、employee engagement scoreが前年に比べて大きく落ちた部署や、他の国に比べて低く出た場合、その原因を探って欲しいと、私のような外部ファシリテーターを雇い、ワークショップを行い、その原因を究明し、このスコアをいかにあげていくべきか、トップマネージメントは真剣に考えています。

美談に騙されていはいけない


美談に騙されてはならない"Do everything because you never know where the great idea come from."
-Dale Dauten

1950年代の初め、Don Cooper氏は米キャンザス市の病院でインターンをしていた。するとある男性が身体中痛を訴え、病院に入ってきた。若いCooper氏が診察を始めると男性は急に怒り出し、終始非協力的で接してきた。そこでCooper氏はこの患者に必要なのは精神科治療であると診断。先輩医師と相談の上、まず精神安定剤の投与で落ち着かせ、その後精神科へ移つそうと決める。

危機意識、Creativity、チームビルディングを同時に開発するワークショップ


Scenario Planningシナリオ・プランニングというワークショップはご存知でしょうか。

3年前に友人でスタイリッシュ・アイディアというコンサルティング会社を経営している新井宏征さんから教えていただいたもので、社内の人間を10〜30人集め、10年後に誰もが起こらないと思っているような突発的な出来事をみんなで出し合い、起こる確率は低いかもしれないが起こったら自社のビジネスに大きく影響する出来事を2つに絞るところから始めます。

例えば昨年外資系化学品会社のChange Management Training

21世紀の悪夢


homo_deus1923年にノーベル文学賞作家のAnatole Franceと当時その美貌とダンスの才能で時代の寵児だったIsadora Duncanがある雑誌で対談。「私の美とあなたの頭脳を持つ凄い子供。想像しただけでワクワクしません?」とDuncan氏が尋ねたところ、「いや、私の醜さとあなたの頭脳を持つ子が出来ることを想像した方がゾッとする」とFrance氏は切り返したといいます。

この話。昨年読んだ本の中でぶっちぎりNo.1だったHomo Deus(Yuval Noah Harari著)という本の中に出てきた話。この本。10年前に「フラット化する世界」を読んだ時以上に大きな衝撃を受けました。Harari氏曰く

ミッションとパッションどちらの方が大切か


passion X purposeThe Power of MomentsというStanford大学のビジネススクール教授が書いた本を読んでていて、面白い話を発見。ミッション(本ではpurposeと表記)とpassionどちらの方が大事かという話。

もちろん両方持っていればいうことなしですが、従業員にどちらか一方を求めるとしたらどちらの方が良いか。UCバークレーのハンセン教授が行なった実験が面白い。

まず合計5,000人の従業員とそのマネージャーに対しアンケートをとる。質問例として

給与・やりがいを抑えて社員のモチベーションを上げるランキング1位になったものは


love jobあるアメリカの大学の研究者が「社員のモチベーションを上げる要因」に関して実施された調査を過去に遡って調べ、比較対象できる1946年、1980年、1986年、1992年の4つの調査レポートを発見。

どのレポートも社員に対し、「仕事上、モチベーションを上がるのは何か?」という質問に対し、あらかじめ用意された答えの優先順位をつけさせたといいます。「やりがいのある仕事」、「安定雇用」、「高い給与」、「仲間意識」などが常に上位に選ばれていたらしい。

最新の世界情勢を占うキーワード:Black Elephantとは


black elephantBlack Elephantという言葉をご存知でしょうか。先日ブログで紹介したThomas Friedmanが書いた最新書Thank You for Being Lateという本で紹介されていた話で、Black SwanとElephant in the roomという2つのコンセプトを繋げた造語。

Black Swanはビジネス用語で、全く予期しない大きな出来事が突然起こり、それがさらに予期しなかったイベントへの引き金になり、社会全体がパニックになる現象を指します。最近でいうと、東日本大震災が原発爆発をtrigger(引き起こ)したり、米住宅バブルがリーマンショックに発展するなど。

社会の変化するスピードが人間の対応出来る速度を超えた時


Thank you for being lateここ数年、「社会の変化のスピードにうまく対応できたいない」と感じながらも、その原因をうまく特定できず、モヤモヤしていました。ちょうど、「フラット化する世界」の著者、Thomas Friedman氏の最新書、Thank you for Being Lateを読んでいたところ、「なるほど、そういうことか。。。」と感じた箇所を発見。Friedman氏曰く(いつも通り、大塚のスーパー意訳です。ご了承ください。)、

過去数世紀に渡って、人間は変化に対応出来るスピードを徐々に上げてきた。1000年前までは人間が何か新しい生活慣習を身につけるのに2-3世代(約100年間)もの時間を要したが、1900年以降1世代(約30年)位に、今では10〜15年で対応できるまで変化に対する対応力を上げてきた。