ノーベル賞の陰に隠れたすごい賞

macarthurマッカーサー賞 (MacArthur Fellowship)というをご存知でしょうか。別名Genius Grant(天才賞)ともいわれる、アメリカではノーベル賞と同じ位有名なこの賞。とにかく仕組みが面白い。

全く何の前触れもなくある日突然「おめでとうございます。あなたは今年のマッカーサー・フェローシップに選ばれました。つきましては5年間に渡り約60万ドル(6,000万円)をプレゼントします。お好きに使ってください」と電話がかかってくる。

これだけ見ると賞金が若干少ないアメリカ版ノーベル賞と思われがちですが、マッカーサー賞のユニークなところは過去の業績に対してではなく、将来のポテンンシャルに対し贈られる。つまり、受賞者の大部分は無名。

ディズニー・アニメーションを復活させたBraintrustという魔法

creativity_inc私が初めてディズニー・アニメーションに来て驚いたのが、(各アニメを制作しているチームの上に)アニメ制作に一度も携わったことのないお目付役達がおり、予算・スケジュール管理に目を光らせ、アニメーター達を一挙手一投足縛っていることだった。
- Ed Catmull, Pixar Animation Studio社長

1994年にライオンキングで米興行収入ランキング1位になって以降、ディズニー・アニメーションは16年の暗黒な時代を迎えたといいます。リトルマーメイド、美女と野獣、アラジンと立て続けにヒット作を出し、アニメ部門の売上が急成長。この成長を維持する為にはより多くの映画を制作しないといけません。その為、新しいスタジオを4つ新規開設。予算・スケジュール管理がどんどん強化されていったといいます。

米トップMBA教授が考える「才能より大切なもの」

Nurturing Talentピグマリオン効果をご存知でしょうか。1960年代後半にハーバード大学の心理学者、ローザンタール氏が行った面白い実験で、「才能」について非常に考えさせられます。

この実験。まずカリフォルニア州のある小学校入っていき、ハーバード大学で開発されたIQテストを1年生から5年生まで、生徒全員に受けさせます。そして各学年上位20%の生徒達(intellectually blooming students)が誰かを先生に伝える。その後、毎年このIQテストを全生徒に受けさせ、この「特別な生徒達」が他の80%をどれだけoutperformするかをtrackingする。

1年後、特別な生徒は他の生徒に比べ約15ポイント、2年後でも約10ポイント高いIQ点数を出したといいます。これ自体別に驚くべきことではありません。しかし、その後ローザンタール氏は驚くべき事実を発表します。

Case Study: 何故英会話ではダメなのか

case_study今回は初のケース・スタディ!実際に弊社でレッスンを受講頂いている方の生のレッスン音声を、それを文字に起こしたスクリプトを見ながら聞いて頂き、いつもこのブログに書いています英会話とグローバルコミュニケーションの違いをより「見える化」していきたいと思います。

レッスン音声
スクリプト(PDF)はこちらより御覧ください(必ず見ながら聞いてくださいね)。

上のレッスン音声を再生して頂くと分かりますが、英会話としてはほぼ完璧に出来ています。しかしQ&A形式の会話で且つ本人は常に答える側にまわっている。これではコミュニケーションとはいえません。そこで3分25秒過ぎにもっとengageするように注意を受けます。全音声は20分と少し長いですが、はじめの5分だけでもスクリプトを見ながら聞いてください。

答えは社内にある

ideation

Group ideation processes, when well designed and well facilitated, are capable of generating a host of highly attractive creative options, and occasionally truly breakthrough solutions, to virtually any business challenge.
-Bryan W. Mattimore

Ideation Facilitatorという言葉をご存知でしょうか。IdeationとはIdea + Creationの造語で、新商品の開発をはじめ、どんな難しく、Creativityが求められる"business challenge"でも、関係者を一同に集め、1日か2日のワークショップ形式で実現可能なアイディアや解決案を引き出すファシリテーターを指します。その第一人者が書いた本、Idea Stormersを最近読み、刺激を受けまくりました。この本かなりヤバいです。

プレゼン力を上げたかったらPechaKuchaに挑戦しよう!

Mechakucha Niteまずはちょこっと告知。3/15(土)に東京で久しぶりにイベントをやります。プレゼンテーションの中で私が一番難しいと思うPechaKuchaスタイルのプレゼン大会です。PechaKuchaスタイルとは何か。Powerpointで20枚のビジュアルスライドを作り、スタートと同時に20秒間隔でスライドが自動で流れていく、6分40秒でピタッと終えなければいけないプレゼンです。スライドをコントロール出来ない分、ちょっとでも噛んだり、躓いてしまうと一瞬で置いていかれてしまう恐怖のプレゼンです。

今回は共同主催者と相談し、敷居をもっと低くしようと MechaKuchaと名前を変更。真面目にというよりも遊び心を持ったメチャクチャな皆さんで大笑い出来るようなイベントにしたいと思います。Audienceとしても参加出来ます。私ももちろんAudience希望です。周りに許してもらえそうにありませんが(笑)。。。お時間がある方は是非見に来てくださいね。詳細はこちらを御覧下さい。

高性能センサーが可能にする新しい世界

Age of Context「フラット化する世界」という本が2005年に出た時、会計業務、コールセンター等のバックエンドのサービスがどんどんインド、フィリピンなど新興国にアウトソースされていっていると読み、「これは偉いこっちゃ!」と一種恐怖心覚えましたが、その後グローバル・クラウドソーシングサイトのoDeskを使い始め、今では5カ国に、10名のチームを率いるようになり、毎日のように仕事を発注。この人達がいないともう仕事がまわせなくなる位、「フラット化する世界」が日常生活の一部になりました。

ちょうど年末に友人に勧められた"Age of Context"という本を読み、「フラット化する世界」を読んだときと同じ位、衝撃を受けました。「いまセンサーの技術が飛躍的に向上し、これがスマートフォン、ビックデータの解析と繋がり出し、すごいことが起きている、起きようとている」と。

分からないことをその場で「分からない」というスキル

asking cautiously「分からなければ『分からない』とはっきり言っていいんですね。これが一番の学びでした。」

昨年秋にある大手日本企業で2ヶ月(週1回、1回2時間)に渡り、Global Discussion研修を行い、終了後に受講生にこう言われ、また、昨年忘年会の席で以前行っていた一般向けのDiscussionクラスの受講生が、

「大塚さん所で一番学んだのは(英語というよりも)知らないことは、知らないと聞いていいんだということ」

だったと言われ、「え〜、そこ?」と驚きました。と同時にこれは、英語以前に世界をベースとして活躍する際に見過ごされている、最も重要な「スキル」なのではないのかと思うようになってきました。

グローバルコミュニケーション力をあげる3つのステップ

3 Stepsここ3年、受講生と一緒になって弊社の講師と実際のSkypeで行ったレッスン音声を聞くカウンセリングセッションを行っていて、皆さんグローバルコミュニケーション力があげていく過程で共通して3つの壁に当たることが分かってきました。今回はこれをまとめてみました。皆さんベースとなる英語力はTOEIC® で700点以上持っています。

1. Active Listeningの壁
まずGlobal Communication Testを受けて頂き、そのテスト音声を一緒に聞きますが、講師の話に対して、"Um-hum"とか"Yes"で相づちを打って、質問されるまで黙ってpassiveに聞いている。これではブログ記事で何度も書きましたが、講師が受講生が本当に理解して聞いているのか不安になります。

経験で解く日本人。フレームワークで解く外国人。

framework vs experience「解決案はクリエイティブで面白いと思うが、授業で教えたフレームワークを使っていない。どうやってその結論に辿り着いたのかが分からない。思いつきで答えているとしか思えないので点数のつけようがない。」
ちょうど先月から全国に100以上の販売代理店(店舗)を抱える外資系の二輪メーカーから依頼され、売上に直結する顧客体験を提供するにはどうしたら良いか。斬新なアイディアを3つ、1日かけて考えるワークショップを行っています。フレームワークを使ってワークショップは進めていくのですが、なかなか思うようにいかず、どうしようか考えていた所、アメリカにMBA留学していた時に教授に言われた冒頭の言葉を思い出しました。