どちらがお客さん?人事 or 社員?


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まずはちょこっと告知。5/12(日)より10週間に渡り、第5期グローバル人材育成プログラムを行います。最近感じているのがDiscussionを行う場はあるがそのトレーニングする場がないこと。それを徹底して行います。どこもやってないユニークなプログラムです。詳細→こちら

さて、今回の記事。私は仕事柄、外資系企業と日本企業の人事の方と話す機会が多く、話す度にいつも大きな違いを感じます。それは社員をお客さんとして見ているかです。

外資系企業の人材開発担当者(といってもほとんどが日本人)はいま現場の最前線で活躍している社員の動向、彼ら彼女らが何に困っているのか。日頃から対話しつつ、世界の流れ、それに伴って求められているスキルの変化等、高いアンテナを立てて追っているのが話していてよく伝わってきます。社員を「お客さん」と考えている。

TOEIC高得点者でもミーティングに参加出来ない理由


Discussion"We are always getting ready to live but never living."
-Ralph Waldo Emerson
最近英語力も仕事力も十分に備わっているのに、「私にはまだDiscussionなんて無理。もう少し勉強して英語をちゃんと話せるようになってから大塚さんのセミナーに参加させてください」と言われ、残念に感じることが多い。英語力さえ頑張って伸ばせばDiscussionする力も自ずとついてくると思っている人が多いように感じます。
でも正直TOEIC 700点の人と900点の人が初めてDiscussionに参加して出せる力は変わりません。一瞬で置いていかれてしまいます。求められているスキルが全く違うのです。先日もあるワークショップに参加してまさにこれを体験しました。

日本人の英語に一番厳しいのは日本人


「(英語を)日本人がいない中では普通に話せるのだが、一人でもいると話しづらい…」
先日都知事が英語で行った以下のツイートが話題になっていることを友人が教えてくれました。
We held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964. I want make sophysticated events as a leading country next time.
当然、こうした綴り、文法共に間違ったツイートをすると英語の専門家が黙っていません。ビジネス英会話の専門家、慶応大学の日向先生がご自身のブログで、以下のような厳しいことを書いていました。
読売新聞の記事によると都知事の英語によるツイートはオリンピック招致が目的とのこと。しかし、このような意味不明の英語ツイートでは逆効果というものでしょう。

“Um-hum”を使うのはやめましょう


週間東洋経済の「脱TOEIC特集」で弊社のサービスが紹介されて以来、MANABI.stのレベルチェックテストを受けるTOEIC高得者が増えています。終了後別途カウンセリングを予約してもらい、一緒に講師側で録音された音声を聞くとほぼ共通した所で躓いている。
先週カウンセリングを行った中で3名はTOEIC 900点を超えていました。これだけの点数を持っていても仕事で英語が通用せず困っているという。何故か。
音声を一緒に聞いていていつも感じるのが、聞く姿勢が完全にpassiveになっているということです。これはTOEICの点数に関係ない。ほぼ全員passive、受け身で聞いています。"um-hum"や"yes"だけ挟みながら聞いている。
これ意外に思われるかもしれませんが、"um-hum"や"yes"のみで確認されると相手が「この人、本当に理解しているか」と不安になります。

Active Listeningを妨げる壁


wait.jpgどうしたらActive Listeningスキルを短時間で身につけることが出来るか。最近、Active listeningスキル一本に絞って、徹底的な反復練習を行うコースを作り、そのレッスンを先生側で録音、後日私が聞き、直接コーチングする。また同じレッスンを私と先生で行ったバージョンを終了後に見本として聞いてもらう。そういった試みを行っています。そこで改めてActive Listeningの難しさを痛感するとともに、大部分の方々が共通して躓くところが何となく見えてきました。
Active Listeningはこのブログでも何度も取り上げましたが、グローバルコミュニケーションを行う際のMUST HAVEなスキルで、その基本は「どんなことをしてでも相手の話している内容について理解する」コミュニケーションの取り方を指します。どんなタイミングでも、何度でも相手の話を遮り、絶えず確認作業を取っていく。日本人同士のコミュニケーションとは全く違う、世界標準のコミュニケーションの取り方です。例えば:

宇都宮のキセキ


Utsunomiya.jpg"Every student is unique and brings contributions that no one else can make"
--Paul Baker

以前ちょこっと書きましたが5月27日~7月29日まで毎週木曜日(計10回)、毎回2時間、宇都宮大学で「"英語発信能力"養成講座」という社会人向け公開講座を受け持たせていただきました。この公開講座は英検に協力して頂き実現したもので、以前ブログで紹介しましたSTEP BULATSのSpeakingテスト(英検がケインブリッジ大学と一緒に開発した面接形式でビジネスコミュニケーション力を測るテスト)を効果測定として講座のBeforeとAfterで受講生に受けてもらう形式で行うものでした。

この試験。我々英語業界の中では対策が立てづらい試験として有名です。何しろ単語一つや二つ出来たから10点上がるのような試験ではない。1対1の面接試験で、実際にビジネス上で起こりえるタスクが与えられ、どれだけ英語をコミュニケーションツールとして使いこなせるか、本質的なコミュニケーション力が問われます。

時代の変化に気づこう!


change.jpg「他の受講者の英語レベルはどれくらいでしょうか。自分はTOEIC***点を持っています。」

セミナー案内を出す度にこういった問い合わせを受けます。ほとんどの英会話スクールがクラスをレベル別に分けていて、レベルを上げる為に努力させる仕組みを作ったからでしょうか。または英語以前に無意識のうちに、「自分より英語力のある人たちと話し恥をかきたくない」「自分よりレベルが低い人と話しても勉強にならない」と思ってしまうからでしょうか。必ずといっていいほどこうした質問を受けます。

こうしたマインドはここ数年で一気に時代遅れになってしまったことに気づかなければなりません。

正解を求めないMind-set


Unsolved Puzzle.jpgまずはちょこっと告知。2月14日(日)に「世界基準のCommunication Styleを学ぶ」というセミナーを行います。ちょっと新しいことを試してみたいと思っています。ご興味のある方はこちらをご覧ください。

When I went to school, I did not learn anything much except for the hidden message that every major problem in life had already been solved ... For years afterward, when confronted with a problem that was new to me, I ran for an expert. It never occurred to me ... that I might come up with my own answers ... The world is not an unsolved puzzle waiting for the occasional genius to unlock its secrets. The world, of most of it, is an empty space waiting to be filled.
--Charles Handy

最近読み終えました本の中で出会ったCharles Handy氏(経営思想家)の言葉に大変勇気付けられます。例によってスーパー意訳(笑)しますと

初心者もNegotiationを!


Negotiation.jpg本日「欧米流交渉術を学ぶ」というセミナーをある団体向けに行いました。Negotiationというと英語学習の最難関、最終到達点と考えていらっしゃる方が多いと思いますが、私は初心者だろうが上級者だろうが関係なく参加していただいています。英語のレベルというよりも社会経験のほうが遥かに重要で、特にNegotiationセミナーはどんなに英語が堪能でも大学生や社会人1年目の方には遠慮していただいています。社会経験をつんできた方同士の方がその経験を語ることができますので議論が深まるからです。

MBAで実際にやるようなNegotiationを英語のレベルに関係なくやらせてみる。そし誰も置いていかないようにしっかりとファシリテートし、「勉強になった。楽しかった。」と満足して帰っていただく。これは誰もやっていない試みであり、やりがいがあります。

Japan Timesの紙面座談会


先日英字新聞The Japan Times主催の紙面座談会「理工系英語教育をめぐる諸問題」のモデレーターを務めてきました。産業界(現在英語教育に携わる元大企業のエンジニア)から2名、教育界(大学教授)から2名の計4名で理工系英語の現状とその問題点について議論しましたが、本質的な問題点はビジネスもエンジニアリングの世界もほとんど変わらないという印象を持ちました。

今回の議論を簡単にまとめてしまいますとその問題点は以下のようになります。

  1. 産業界と教育界の交流がほとんどない為、技術の現場で求められている英語力・コミュニケーション力のニーズがうまく吸い上げられていない
  2. そのニーズに沿った、(継続的に)測定可能な指標がない
  3. 指標がないのでカリキュラムが作れない
  4. カリキュラムがないので教える側は自分が好きなようにやらざるを得ない
  5. 教える側が自分が好きなように教える為、教える内容がバラバラになり教え方等の蓄積が起きない