主婦層とCase Discussion


5年位前からの友人でベストセラー「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」の著者、そしてカリスマ英会話講師でもある川本佐奈恵さん(本人のブログはこちら)に依頼され、今朝は朝早くから彼女が経営する英会話学校のEnglish Timeで臨時講師をしてきました。常々ビジネスパーソンばかりを相手に「英会話はもう卒業しよう」「英語力≠コミュニケーション力」を唱えてきましたが、英語のレベルがバラバラの主婦層にも伝えたい、伝わるかどうか試してみたいと思い、挑戦した次第です。

いつものようにDiscussionをやるわけですが(今回使用した教材はこちらをご覧ください)、今回はワイドショーに出てきそうな殺人ネタを使いました。1964年にニューヨークで起きた殺人事件で殺された若い女性はアパートが立ち並ぶ空き地で38人の目撃者に見守られながら殺されたという事件です。38人は女性が35分にわたって3回もナイフで刺されたのを見ていたにも係わらず、誰も警察に連絡しなかった。この事実を知った記者は「なんて社会は冷たくなったのだ」と嘆いたという話で、Discussionは

洋書をAudio Bookで聞く


昨年初めてiPODを買い、自分の中で大きな発見がありました。それは学習スタイルとして視覚(見る)よりも聴覚(聞く)に頼ったほうが集中できるということです。

本を読むのは昔から好きで今でもジャンルを問わず週に1-2冊読みますが、つまらない話が続いてしまうとたとえその先が面白いと言われても途中で挫折してしまいます。挫折率は3割程度。あまり根気がありません(笑)。買った本の3割も読み終わらないのはお金がもったいない。何とかならないかと常々思っていた中、ちょうど一年前同業のアメリカ人が本を読む代わりにAudio Bookで聞いているという話を聞き、これだったらどんな本でも一応読み終えることができるかもと思い、それだけの為にiPODを購入しました。

Discussionを仕切る難しさ


今日は「欧米流ミーティング・Discussionでの貢献法」というセミナーを行いました。出席者7名で誰でも感情移入できる問題を提起し(今回は米国、車のディーラーがよく使うだましのテクニック→事前課題はこちらをご覧ください)、それを英語で議論を通じて解決するというセッションを行ったのですが、毎回Discussionを仕切る難しさを感じます。特に出席者が全員初対面で、Discussionを行うのは初めての場合はさらにハードルが上がります。本格的なDiscussionが初体験という状況の中、どのように緊張を解き、発言しやすい雰囲気を作っていくか。議論をコントロール、誘導してしまうとDiscussionのダイナミズムが一気に失われてしまう為、ある程度は自由に議論を泳がし、その過程で解決に導いていく。その中で「英語力 ≠ コミュニケーション力」、「Discussionのスピード感」「フレームワークの使い方」など今までこのブログで伝えてきたことを伝えていこう(気づきを与えよう)としています。

常識と非常識の線引き


恥をさらすようですが、先日入院している知り合いのお見舞いに行った時の話。

知り合い:「ここはマンショウ(満床)らしいよ。」
私:   「マンショウって何?」
知り合い:「え~、そんなことも知らないの(笑)?これだから外国人は困るね。」

こうしたことは、私にはよく起きます。言われ易いキャラクターということはもちろんありますが、昔からとにかく分からないことはあまり深く考えず聞いてしまう。もちろん私だって恥ずかしい思いは出来ればしたくありません。しかし帰国子女の私には一般的な日本人として「何を知っていなければならず、何は知らなくても良いか」、つまり常識と非常識の線引きが分からないのです。今ではこのように言われても気にならないようになりましたが、MBA留学するまでは外国人呼ばわりされるのが嫌で嫌でたまりませんでした。聞くのを控えていた時期もありました。

英語力をつけるためだけの勉強は百害あって一利なし


勝利の方程式.jpg【英会話】→【ビジネス英語】→【ミーティング・ネゴシエーション・プレゼンテーション】→【実践で使えるようになる】

これが仕事の現場で使える英語力を身につけるための勝利の方程式と言われており、どこの英会話学校も英語教育関係者もこれを謳っておりますが、私にはこの方程式に大きな疑問を感じています。私にはどうしても【英会話・ビジネス英語】から【ミーティング・ネゴシエーション】へのステップがウソに見えてなりません。それも【英会話・ビジネス英語】のステップで時間をかければかけるほど、その次の【ミーティング・ネゴシエーション・プレゼンテーション】への道がますます遠のいていくように感じます。

とにかく話題に喰らいつく


内容が前回とダブってしまうと思いますが、大切なことですのであえて今回も同じメッセージを違った切り口で書きます。正直、『英語力≠コミュニケーション力をどう伝えれば分かったもらえるか』最近こればかりを考えており、セミナーでもDiscussionテーマ・方法を変えるなど毎回違った形で試しています。

日本式コミュニケーション方法と欧米流コミュニケーション方法の決定的に違う点が今回の表題である『話題に食らいついていく』度合いです。普段我々が日本語を使って、コミュニケーションを図る際、『6-7割の理解力』で話を聞いているように感じられます。分からないところは一度は聞き返せても、二度目はなかなか聞けない。説明をする側もメッセージがきちんと伝わったか知りたいが、そんなことを聞いて理解できていなかったら恥をかかせてしまう。聞き手も途中で遮るのは失礼ではないか、場違いな質問をして恥をかきたくないと思ってしまう。このため説明する側は一気に説明をし、聞く側は黙って聞くようにします。つまり「相手に失礼があってはならない」ことが「メッセージがきちんと伝わったかどうか」より重要になっています。そもそも共通の価値観の上で話していますので6-7割の理解力で十分通じること(分からないことは後で調べることができること)がその背景にあるかもしれません。

対して欧米人は「メッセージをきちんと伝わったかどうか」をコミュニケーションの第一目標と考えます。聞き手は話し手の話を理解しないと失礼だと感じます。だから何度でも分からなくなった瞬間に聞く。説明する側も目的は自分の伝えたいメッセージを100%伝えることなので、相手がどの程度理解しているのか、どこが分からないのかをその場で知りたい。よってコミュニケーションを図る際、聞き手も相手のメッセージを引き出すという大きな責任を担っています。

確認作業をしよう


最近私個人で企業・団体向けに「グローバル人材に必要なコミュニケーション力」について話す機会が増えております。これはMANABI.stで学ぶ多くの方に受けていただきましたCommunication Test for Professionalsや「英語仕事人に聞く」のインタビューを通して気付いたことをまとめたもので、30分の基本レクチャーの後に60分の身近な問題を題材にした問題解決Discussionを行い、ビジネスの現場で必要とされる英語力とは何かを体感していただくセミナーです。参加者同士のDiscussion、Interactionをより密に行うために8名程度で行っております。

今後数回に分けて、『グローバル人材に必要なコミュニケーション力』ということで感じることを書いていきたいと思います。

印象に残るストーリーの作り方


MadeToStick.jpg

アイディアの力.jpg
「伝えたいメッセージがあるのだが、なかなかうまく伝えられない。」「たとえその場で伝わってもすぐ忘れられてしまう。もっと記憶に残る伝え方はないのか。」これは誰しもが思っていることだと思います。"Made to Stick"というタイトルのこの本はこんな問題を解決してくれる画期的な本です。過去一年読んだ本の中ではBest 3に入る本です。

スタンフォード大学ビジネススクールの組織行動(Organization Behavior)の教授と、現在コンサルタント会社の社長をしているその兄か弟(どうも英語だといつもハッキリしません)の兄弟で書いた本でこんな感じの出だしで始まります(洋書ですが日本語で書きます)。

アルクT-SSTを受ける


昨年冬にTOEFL(R)を受験して以来、もう二度とテストは受けまいと固く誓ったはずが、ある企業の研修プログラムを作成する課程で「研修前と研修後の成果を図る最適なテストも探して欲しい」との依頼があり、その候補としてアルク社が運営するT-SST(Telephone Standard Speaking Test)を実際に受けてみました。

以前Phone Passという同じように電話で受ける試験を受け、人工知能で採点する技術力に感心しましたが(電話越しのコンピューターに向かって話し、終了と同時に点数が出ます)、今回は電話での受け答えが録音され、採点官3名が後日採点するようです。

新TOEFL(R) iBTテスト


数年前ある企画で英検1級を受験し、もうこれで2度とテストは受けることがないだろうと思っていましたが、先月よりTOEFLのテストが大幅に変わり、スピーキングが新たに導入され、あまりの難しさの為、留学予定者間に激震が走っていると知り、「これは論より証拠!」と思い、日曜日に受験してきました。

多くの皆様はTOEFLではなくTOEICを受けていると思いますのでまずTOEFLについて簡単に説明します。TOEFLは、Test of English as a Foreign Language(外国語としての英語能力テスト)の略で、英語を母国語としない外国人が、アメリカの大学・大学院に入学して、授業についていけるだけの総合的な英語力、一般常識をもっているかどうかを判定するための英語試験であり、願書提出に際して必ずScore Reportの提出が義務付けられます。とはいってもテストは何回でも受験可能。一番高い点数を提出すればいいというものです。日本国内の企業が英語力の指標として見るTOEICとは大分違います。私も7年以上前、ビジネススクールにアプライする際、何度か受けました。当時はまだペーパーテストでしたが。。。