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ここ1年、skypeによる個人レッスンを先生側で録音させ、後日受講生とそれを一緒に聞き、「ここで置いていかれたでしょう。私だったらこういって確認する、話を膨らませる。」などアドバイスするCommunication Coaching(!?) なるものをやっています。
前からアクティブリスニングの重要性について記事を書いてきましたが、こうして1年も色々な人のレッスンを聞いていますと皆さんが共通して躓いているところが良く見え勉強になります。
...human resources are like natural resources; they're often buried
deep. You have to go looking for them. They're not just lying around on the
surface. You have to create the circumstances where they show themselves.
(Ken Robinson, TED Conference 2010)
石倉洋子さんの新書、「グローバルキャリア(ユニークな自分の見つけ方)」という本を読み終え、CreativityやInnovation研究で有名なKen Robinson氏が昨年のTED Conferenceで語った冒頭の言葉を思い出しました。
いつも通りスーパー意訳しますと「個人の才能(人的資源)は天然資源と同様、深い所に埋まっている。浅い所にはないので探しにいかなければならない。(だからこそ)こうした才能が自然と浮かびあがってくる環境を作ってあげないといけない」と。
さて、冒頭の引用。
以前友人の町田龍馬さんに「いまは英語さえ出来れば世界中のタレントにアクセス出来、どんな仕事でも発注先さえ間違えなければ脅威の高品質をあり得ない低価格でアウトソース出来る」とfreelancer.comというサイトを紹介していただき、一度使ってみたいと思っていました。
意外に思われますが私はアメドラが大好きで、良くDVDを借りてきては見てます。24、CSI、Bonesなどなど。中でも一番のお気に入りは「デスパレートな妻たち」。このドラマは中で話されている会話がめちゃくちゃ楽しい!きっと脚本家が天才なんでしょうね(笑)。
そんな中、「ドクター・ハウス (Dr. House)」というドラマをいつも「これこそDiscussionだ!」と思いながら楽しく見ています。
このドラマは3名のそれぞれ専門分野を持つ個性豊かなチーム率いる大学病院の教授のハウス氏が、毎回Discussionを通じて難病を治療していく医療ドラマです。ハウス氏は白人男性。チームは黒人男性(神経内科)、白人女性(免疫学)、白人男性(集中治療)と多様性(Diversity)があり、それぞれ強い個性を持っています。
「強い個性」というと日本では「自分の見解を絶対に譲らない鼻っぱしが強い人」というイメージをもたれますが、ここでは(もちろんそれもありますが)生い立ち(育った家庭環境)、専門性、性格(優しさ・協調性など)を含めたその人にしかない組み合わせのことを指します。
まずはちょっと告知。4月よりDiscussionスキルを3ヶ月という短期集中で一気に身につける講座を開講します。条件はTOEIC(R)500点以上及び社会人経験5年以上です。英語はダラダラやらない。3ヶ月で決着をつける。詳しくはこちらをご覧ください。つきましては3/13(日)午前10時からその体験Discussion(無料)を行いますのでご興味のある方はsupport@manabi.stまでご連絡ください。
ここ2年、宇都宮大学をはじめ、社会人向けにDiscussionを教えるクラスをいくつか持たせていただきました。また、Negotiationの講座を持ったり、前回の記事で書いた「英語によるコミュニケーションの取り方」のコーチングもはじめ、新しいことにチャレンジしてきました。しかし、行き着くところ、皆で問題解決をする場、Discussionの場で自分なりのスタイルで如何に貢献するか。これが出来ないといつまで経っても世界を舞台に活躍できないと強く感じます。Discussionでの貢献。そう書くと何か非常に難しいことをしているように感じてしまう。
「録音した自分のレッスンを聞き直すのにすごく時間がかかる」
大きな気づきの瞬間というのはなかなか訪れるものではありません。今まで「英語と日本語とではコミュニケーションの取り方が違う」や「TOEIC(R) 500点持っていれば語彙力は十分。あとはどうそれをツールとして使いこなすかが問題」など書いてきました。どうしたらもっとシンプルにこうしたことを伝えられるか。今回「ハッ」とした出来事がありました。
きっかけは現在行っているちょっとした実験です。題して「英語によるコミュニケーションの取り方」のコーチング。いろいろな方から様々な悩みを聞いているうちに、具体例、特に自分が体験したレッスンを使って指導するのが最も効果的なのではないかと思い、はじめたもので、まずはSkypeで行ったプライベートレッスンを講師側で録音。それを私が実際に聞く。そして後日、「何故あそこで置いていかれたか」、確認作業の行い方を具体的に指摘したり、いきなり聞かれ答えられない時、「私だったらまずこういってみる」等、感じるままにアドバイスをしています。