Masafumi Otsuka's Blog
Inspiration is for amateurs, the rest of us just show up and get to work.
- Chuck Close, Painter and Photographer
ブログを始めて6年以上経ちますが、ずっとアイディアが降りて来てから書くという方式をとっていました。降りてこない時は仕方ない。書けない...
そんな中、昨年の3月〜9月の間、アイディアが全く降りてこなくなる。「歳か?」と半ば諦めかけていたところ、昨年8月、世界的に有名なChoreographer(振付師)のTwyla Tharp氏が書いた本The Creative Habitを読み、こうした考え方自体が大きな間違いだったことに気づきました。
「外国人と1対1であれば普通に意見を出せるし、対等に議論が出来る。だが、グループで意見をぶつけ合って、その場で物事を決めていく、問題解決をしていくミーティングに出ると、全く参加出来ない。何が話されているのかは、ほぼ理解出来ているが、意見は出せない。どうしたら良いのか」
最近こういった相談が特に多い。先日もニューヨーク在住で外資系金融機関に現地採用されている日本人の方が弊社のレベルチェックテストを受けまして、後日その音声ファイルを聞いていたら、発音を含めてほぼ完璧な英語を話している。何が問題になっているのかとカウンセリングで聞いた所、全く同じことを仰っていました。「1対1は何とかなる。ただグループミーティングになると発言出来ない」と。
実は『自分にしか出来ない仕事』と思っていることでも、自分の得意な部分と不得意な部分に分解し、不得意な部分は外部タレントとうまくコラボすることにより、より仕事のクオリティーも効率も上げることができるのではないか。
ここ数年「自分でなくても出来る仕事」や「自分には出来ない仕事」はoDeskというグローバル・アウトソーシングサイトを使い、どんどん外注。今では秘書2名、文字起こし3名、グラフィックデザイナー2名、プログラマー1名、日→英・英→日翻訳家各1名、計6カ国10名に常時仕事をお願いしています。
「大塚さん、何か面白い本ありませんか。」
ブログで面白いと思った本を紹介しているせいか、お勧めの本を良く聞かれます。「ありますよー」といっていくつかの本を挙げると「どんな内容でしたか」と当然聞かれる。ここでいつも即答出来ない。「面白かった!」としか言えず、「それでは全く伝わってきません」と大抵、呆れられてしまいます。それでもグローバル・コミュニケーションを教えているのかと(笑)。
言い訳をさせていただきますと、私は本に知識を求めていません。求めているのはいま抱えている問題を解決するヒント(アイディア)です。より具体的に書きますと:
Creativeな発想を引き出す方法 #1として「常識を疑え!」というIdeation Techniqueを以前紹介しましたが、今回は#2として「最悪なアイディアを出せ!」というテクニックを紹介します。
このテクニック、3年くらい前に「20歳のときに知っておきたかったこと-スタンフォード大学集中講義」(Tina Seelig著)を読んで以来、何度もセミナーに取り入れながら色々と実験してきましたが、数あるIdeationテクニックの中では一番ストレートでファシリテートしやすく、面白いアイディアが出てくる確度が高いものだと思います。仕組みは至ってシンプル。例えば銀行で新サービスや商品のアイディアを考えているとします。
「若い人から意見が全然出てこない」
「質問をしても固まってしまう」
最近、若手や部下のコミュニケーション力を上げて欲しいと日本語・英語を問わずコーチングを依頼されるケースが増えてきています。しかし実際にその社員と話してみると、少なくても私の目から見て、その大部分はコミュニケーションに問題があるように思えない。逆に知識量、その見識の高さにびっくりするケースが少なくありません。「あれれ!?」と思い、何故そうなのか。本人や周りの方々に聞いてみたり、「その現場をみせてください」とミーティングに特別に参加させてもらったりすると、その社員の問題というよりもトップに問題があるのではないかと感じることの方が多い。
新しい発想をいかに出していくか。最近Ideation Workshopについての沢山書いていますが、その中で使われる代表的なフレームワークを今後紹介していきたいと思います。今回は「常識を疑う(Questioning the assumptions)」というもの。
仕組みは至って簡単。例えば「いいビジネスアイディアがなかなか出てこないなー...」と思っているとします。そこでその業界(ビジネス)における常識、誰もが当たり前として考えているビジネスの行われ方、仕組みを最低20個以上書き出してみる。そして、その一つ一つ疑っていく。この代表例として良くあげられるのがファッション家具で有名なIKEAです。
いま求められている商品、サービス、体験は複雑になりすぎてしまい、もはや一人の天才に頼ることが出来なくなった。これからは(国籍、業界、職種を跨いだ)モチベーションの高い人達のコラボによってイノベーションは起きていく
- Tim Brown, IDEO社 CEO
IBM社が隔年出しているGlobal CEO Study 2012によると、グローバル企業のCEOの多くは今後、個人が自社の社員として成功するために重要な特性として、国や業界を超えた「コラボする力」、「コミュニケーション能力」、「創造性」、 そして「柔軟性」の4つをあげています。
グローバルで活躍出来る人材育成に関わるものとして、いかにこうしたスキルを開発するか。日々考えては実践していますが、今回ある企業研修を通じて一つの答えを出せたのではないかと思いました。
先週11/22付の日経新聞で、ハーレー、「バイク離れ」の中で快走する戦略 (ライフスタイルや「体験」を提供)という記事の中で、
大型バイクブランドのハーレー・ダビッドソンがバイク離れの中で逆に販売を増やしている。その背景には「モノ」としてバイクを売るだけではなく「体験」を提供するブランド戦略があるという。
と書いてありましたが、この話の裏に、昨年末から今年の夏にかけて、全国80以上ある全てのディーラーさん一軒ずつ周り、「いかに顧客体験を上げていくか」、ハーレーらしい具体的な顧客体験案作りを丸一日かけて考えるIdeation Workshopが実施されていたことはあまり知られていません(Workshopの詳しい内容はこちら)。
「グローバル・ミーティングでしっかりと発言、貢献出来る日本人を育成しよう」とここ数年、多くの企業でDiscussion研修を行ってきましたが、最近「日本人がspeak-upする以上に外国人、特にネイティブはspeak-downするスキルを学ばないといけないのではないか。」と強く感じることがありました。
「ネイティブにこそ英語教育を!」と日本語だけで叫んでも仕方がないので、今回はネイティブ向けにNative English speakers much re-learn Englishと私の英語ブログでも同じテーマで書きましたので周りにいらっしゃるネイティブにも共有していただけるとうれしいです。
