Global Communication力を上げる為の表現集

global3あまりこういった表現集みたいなものを作るのは好きではありませんが、Global Communication 力を上げるための表現集が欲しいとよくお願いされるので今年作りました。ちょっとでもお力になれるのであればうれしいです。Global Communicationスキルをつけるのは英語力よりはコミュニケーションの取り方を学ぶ感覚の方が近いと思います。

1. 止める為の表現
Wait! * Excuse me! * Bill (相手の名前をいう)! * ちょっと待って(日本語で言ってしまう)!

日本語は最後まで聞いて初めて「ああ、なるほど、そういうことを言いたかったんだ」と

小さな好奇心を見つける方法

Wanted_Curiosity前々回のブログ記事「パッションより大切なもの。」の中で最近読んだ本からの引用:

パッションよりも好奇心を追った方が良い。好奇心の方がパッションより遥かに軽いし…簡単。(中略) どんなに小さいものでも構わない。深く考えずにいま自分の好奇心をそそるものをやってみなさい。

を紹介しましたが、「そもそも小さな好奇心の見つけ方がわからない」という質問ををいただいたので、私が発見し、追求したちょっとした好奇心をシェアしたいと思います。

oDesk + Elance連合(現Upwork)の凋落

Elance-oDeskちょっとマニアックな例を通じたレポートになりますが、今回はちょっとでも油断するとネット系ベンチャーは一気に凋落するのではという体感報告です。

私は5年前にFreelancer.comというサイトをはじめて使って以来、世界中の人たちに仕事を安価でお願いできるこのグローバルクラウドソーシングにすっかりと魅了されてしまい、いまでも常時10名以上、秘書をはじめ、グラフィックデザイナー、ウェブエンジニア、ジャーナリスト、文字起こし等、抱えておりますが、ウェブの使い勝手の良さと応募してくる人材の品質の高さを考え、Freelancer.comをやめて、ずっとoDesk(現Upwork)を使っていました。

パッションより大切なもの。

big_magic明確なパッション(人生のゴール)を持っていない人に、「自分のパッションを追いかけなさい」というのは、最悪なアドバイス。「ダイエットの成功法は極めてシンプル。ただ痩せれば良い」といっているのと同じ。
 - Elizabeth Gilbert, 作家

ちょうど、20代の頃、当時勤めていた銀行を辞めるとき、「君はその歳(当時26歳)にもなって、まだ自分のやりたいことがわからないのか」と当時の上司に言われたことがいまでも鮮明に覚えています。最近色々と就職や転職の相談を受けていて、自分のキャリアゴールが見えず、そういう自分を責め、苦しんでいる人が多いように感じます。当時私も同じように自分を責め、情けない思いをしました。

知識の価値が大暴落する時代

UBERUBERという個人向けハイヤーを提供する会社。2009年設立し、未だ未公開ながら昨年資金調達した際、時価総額5兆円弱($4.1 Billion, 現在のユニクロととほぼ同等)というとてつもない価値が付くも日本では実質的なサービスは行っておらず、凄い凄いとはきいていましたがピンときませんでした。

先月フィリピンに出張に行き、その凄さを感じるとともに知識の価値が一瞬にしてなくなっていくことを実感。ゾッとしました。

バランスは取れていない方が良い

balanced2人はそんなに変わりようがない。足りないものを克服させることに無駄な時間を費やすな。長所を探してあげ、伸ばしてあげるだけでも、相当難しいのだから。
- マーカス・バッキンガム

20年前、銀行員としてキャリアをスタートした時、先輩で「すごい!」と思った人は、「バリバリ営業が出来、見ていて惚れ惚れする芸術的な穴のない稟議書を書き、契約書類などミスなく整えることができ、事務処理も完璧。しかも人格者」、非の打ち所がない、バランスを取れていた人。「そっか、色々とスキルをつけながら、ここを目指さなければいけないんだ」と思っていました。いまでも大部分の日本企業では長所を伸ばすというよりも弱いところを鍛え、よりバランスのとれた人間を育てるというスタンスで人材育成をしているのは変わっていません。

コミュニケーション力が低い人の特徴

Communication Circleコミュニケーションは線ではなく円である。「だってあの時言ったじゃん!」とまるで伝えたいことを言った段階で自分の役割は完了と(後で問題が起きた時)文句を言う人がいるが、相手が伝えたメッセージを正確に受け止めていなかったらコミュニケーションは成立していない。
- Michael Shurtleff (Casting Director)

最近読み終わった"ザ・オーディション(マイケル・ショトレフ著)"という役者向けのオーディション準備本が面白い。これは7月に即興演劇(インプロ)の合宿に参加した際(詳しくはこちら)の時にSuggestされた本の一つで、著者は多くの大ヒットブロードウェイ・ミュジカルやハリウッド映画の配役を手がけたキャスティングの神といわれている人。本の中でActive Listeningについて書いた箇所があり、大きくinspireされました。

パキスタン人に1万円強で凄いアニメを作らせました

まずは以下動画を見てください。

この動画、前回の記事「Global Project Managementを学ぶスパルタ研修」のキックオフイベントで見せるために私がfreelancer.comというサイトを使い、パキスタン人アニメーターに作らせたもので費用はわずか$100。我ながら惚れ惚れする出来でした(笑)。

Global Project Managementを学ぶスパルタ研修

Global Management Project実践か、研修か、その境界線が見えにくい、本気になっていま求められているスキルを学べる場をデザインしたい。いつも頭を悩ませながら、私みたいな変わり者を使う勇気のある企業で、色々な実験をさせていただきておりますが(笑)、先週にキックオフした、Global Project Management Skillをスパルタ方式で学ぶ研修にワクワクし、密かに期待しています。

この企画。「グローバル人材育成」・「自立型人材育成」を手がけるグローバル・エデュケーションさんと一緒に企画し、サントリー食品インターナショナルさんで実施させて頂いているもので、以下のように設計しました。

議論を止めるスキルを身につける方法

stopオープンにその場で物事を決めていくGlobal Meetingで最も大切なスキルは、単語でも内容でも分からなくなった瞬間に止められること。「止めてもいいんだ」ではなく「止めなければいけない」の理由をはじめ、このブログでいくつか似たような記事で書いてきましたが、先日ある企業で行っているGlobal Discussion Courseの一コマとして、この「いつでも止められるスキルを身につける回」を行って、ちょっとしたA-ha moment(気づきの瞬間)がありました。

いつも通り、授業冒頭でどうしてこれが大事なのかを含め、「止め方」、タイミングやどういう言葉を使って止めるべきかを説明。